競馬評論家・TARO氏による、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラム『TAROのジョッキーズファイル』。今回のテーマは「中山芝の長期トレンドと好調・津村騎手」です。
なお、『競馬放送局』ではTARO氏の厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
▼新刊『道中の動きが見えてくるジョッキー事典』は絶賛発売中!
TARO氏の新刊『道中の動きが見えてくるジョッキー事典』が絶賛発売中です。競馬サークルの“外”で確固たる地位を築いた著者だからこそ書ける「忖度なし」の騎手評論は必読です!
春の中山開催がスタートしました。初日のオーシャンSは、ペアポルックスが馬群を捌いて抜け出して勝利。出遅れた時はどうなるかと思いましたが、痺れる岩田父のイン捌きでした。運良く馬群がポッカリ空いたのもありましたが、運が向けば穴をあけられる準備ができているからこそ。
岩田康騎手は近年中山での成績が上がっているので、今後も注意が必要でしょう。
▽2024年~先週末までの成績
岩田康×中山芝(6-6-5-28)単/複 141/141
重賞での印象的な穴も多く、先週のペアポルックスはもちろん、昨年末のホープフルSで9番人気3着のアスクエジンバラなど、ロスのない立ち回りとメリハリのある仕掛けが、直線の短い中山で上手くハマっています。
そもそも、東京よりも騎乗馬の能力差を騎手の意識で埋められる舞台でもあるので、今の岩田父の立場(伏兵馬に騎乗することが多いこと)を考えても、まだまだ狙いどころが多いはずです。
~覚えておきたい中山芝の長期トレンド~
ずっと言い続けてきたことなのですが、中山芝はココ数年、イン有利が加速しています。馬場改修が行われた2014年以降しばらくは中山芝らしからぬ外有利の状況が続いていたのですが、徐々にその状況にも変化が生じて今に至ります。
これは印象論ではなくデータからも明らかです。馬場改修直後となる2015~2016年と、直近の2024~2026年の中山芝の枠別成績をご覧ください。
