先週の当欄で取り上げたシーザリオのラストクロップ・テンペストが抽選を突破して、28日の東京芝1600mでデビューしました。単勝オッズ1.6倍の圧倒的な支持を集めながら、結果は2着。しかしそのレースぶりは前評判の高さに恥じない内容でした。
スタートでボコッと出遅れて道中は後方2番手から。前後4F49.8-46.8秒の超スローを考えると絶望的な位置取りです。おまけに直線では前が壁で、ようやく前方がクリアになったのはラスト300mから。それでも一完歩ごとに前との差を詰めると、最後はアタマ差2着まで迫ったのです。自身の上がり3F33秒1はレース上がりを1秒1も上回っていました。
加えて強調したいのは、テンペストの調整過程は必ずしも順調ではなかったということ。先週の当コラムは1週前追い切り終了時の取材で執筆したのですが、その後、脚元に不安が出て、レース当該週は、最終追い切り以外は坂路やウッドで1日も時計を出せなかったのです。
陣営の懸命なケアにより無事にデビュー戦を終えられましたが、いわゆる普通の調整過程ではありませんでした。12月の出走取消も含め、そんな弱さを抱える現状だけに、果たして次走がいつになるのか…というところですが、そこは天下の国枝厩舎&ノーザンファーム。ぜひ遠くない将来に2戦目をむかえてほしいと思います。
さて、今週は日曜(5日)東京で1勝クラスのゆりかもめ賞が行われます。ダービーと同じ東京芝2400mが舞台で、2018年の勝ち馬ブラストワンピースは、その年の有馬記念を制しました。
2023/01/31 (火)
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藤井真俊
東京スポーツ新聞社・レース部記者。昭和55年4月8日生まれ、埼玉県出身。美浦トレセンで毎週取材を続け、蛯名正義調教師や三浦皇成騎手のコラムを担当するほか、週末には予想コラム「ザ・飲ンフィクション」を連載中。「BSイレブン競馬中継」「ラジオ日本 土曜競馬実況中継」解説者。そのほか雑誌「Number」やキャロットクラブ会報、netkeibaなど各種媒体で執筆中。
