先週は土曜京都でG3京都2歳Sが行われました。重賞昇格後はまだ勝ち馬からG1ホースが出ておらず、アルテミスSや東スポ杯のような“出世レース”ではありませんが、現2歳世代……とりわけ牡馬路線は確たる主役不在の混戦ムードだけに注目が集まりました。
勝ったのは1番人気のシンエンペラー。着差こそ1/2馬身と決して派手ではありませんでしたが、その内容は着差以上に濃いものでした。
デビュー戦は好発から先行抜け出しという優等生の競馬でしたが、今回は一転してアオり気味のスタートから後方の位置取りに。1角ではアタマを上げて折り合いを欠くような場面も見られました。向正面から徐々にポジションを上げたものの、4角から直線にかけてはズラッと前が壁……。万事休すかと思われましたが、狭いスペースを縫って伸びると、ゴール前ではきっちり前をとらえました。
凱旋門賞馬ソットサスの全弟という超良血馬。レース後にモレイラ騎手が『スムーズなレースでなかったのに勝ち切れた。能力がある馬にしかできない』と話すと、矢作調教師からは「英仏のダービー」という単語が飛び出したほど。“新星誕生”と言って良さそうですが……。
2023/11/28 (火)
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藤井真俊
東京スポーツ新聞社・レース部記者。昭和55年4月8日生まれ、埼玉県出身。美浦トレセンで毎週取材を続け、蛯名正義調教師や三浦皇成騎手のコラムを担当するほか、週末には予想コラム「ザ・飲ンフィクション」を連載中。「BSイレブン競馬中継」「ラジオ日本 土曜競馬実況中継」解説者。そのほか雑誌「Number」やキャロットクラブ会報、netkeibaなど各種媒体で執筆中。
