東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は先週の札幌2歳Sの振り返りと、今週末中山でデビュー予定の注目新馬について。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
藤井真俊記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
先週は土曜札幌で札幌2歳S(GIII)が行われました。かつてはダービー馬・ジャングルポケットを送り出し、近年もソダシやジオグリフがここを勝って、後のGI制覇に繋げています。
勝ったのは1番人気のショウナンガルフ。序盤は後方でじっくり脚を溜める形。向正面で2番人気のアーレムアレスがポジションを上げると、それに呼応するように進出開始。4コーナーではかなり外を回る形になりましたが、最後まで脚色が衰えることはなく、逃げ粘るジーネキングをゴール前できっちり捕らえてみせました。
着差はわずか“クビ”ながら、前後4F50.5-48.0秒のスローペース。そんな流れを後方から外を回り、他馬とは明らかに1頭だけ違う脚色で追い上げた走りは、まさに“着差以上の強さ”でした。
ハービンジャー産駒の牡馬で、近親にはミスエルテ、ミアネーロ、ショウナンザナドゥら重賞勝ち馬の名がズラリ。次走以降も要チェックです。
さて、今週からしばらく2歳重賞は行われませんが、新馬戦は毎週続々と開催。将来のGI馬、重賞馬が潜んでいる可能性もあるだけに、目を離すことができません。
