東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は先週の芙蓉S、サフラン賞、注目新馬戦の振り返りと、今週末デビューの注目馬ついて。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
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先週は土曜中山でオープン・芙蓉S(芝内2000m)が行われました。勝ったのは4番人気の伏兵・ウイナーズナイン(牡、小栗)。デビュー戦は小倉コースで2番手から抜け出す器用な立ち回りでしたが、今回は一転して中団から差す形。舞台替わりへの対応や、初戦から12キロの馬体増など、今後へ向けてポジティブな要素が豊富な連勝劇となりました。
エピファネイア産駒の牡馬で、近親には2019年のクラシックで皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞3着と活躍したヴェロックスがいます。次走は年末のGI・ホープフルSが視野に入っているそうです。
日曜中山では牝馬限定の1勝クラス・サフラン賞(芝外1600m)が行われました。こちらはアドマイヤマーズ産駒のアルバンヌ(田中博)が好位から抜け出してV。
阪神に遠征した初戦こそフェスティバルヒル(新潟2歳S(GIII)3着)の0秒1差2着に敗れましたが、その後は連勝。一戦ごとに全体タイムも上がりタイムも短縮しているように、その上昇ぶりは目を引きます。こちらも次は年末のGI・阪神JFが視野に入っているとのことです。
新馬戦からは土曜中山5R(芝外1600m)を制したギリーズボール(牝、手塚)が要チェック。前後4F48.5-47.3秒のスローペースを、道中は中団後方で待機。直線では先に抜け出した2着リラを目標にスパートすると、ゴール前で外からきっちり交わして3/4馬身差V。3着にはそこから3馬身もの差がついていたように、勝ち馬の鋭い決め手は光りました。
エピファネイア産駒の牝馬で、近親にはバウンスシャッセやコントラチェックらがいる血統馬。今後も注目です。
さて今週から舞台は中山・阪神から東京・京都へとチェンジ。コンスタントに大物が登場する開催だけに、重賞や特別のみならず、新馬戦もしっかりチェックしておきましょう。