東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は先週の新馬戦の振り返りと、土曜東京・サウジアラビアロイヤルカップの注目馬ついて。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
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先週は東京、京都で土日計9鞍の新馬戦が行われました。しかし、ルメール騎手、北村友騎手というトップ騎手がフランスに遠征した影響もあってか、大箱コースの開幕週としては、全体的にやや小粒だった印象も受けました。
そんな中で敢えて1頭ピックアップするなら、日曜京都3R(ダ1800m)を制したパイロマンサー(牡、吉村)でしょうか。好スタートを決めると、道中は2番手の外で抜群の手応え。4コーナーで早々と先頭に立つと、直線では猛追した2着馬を寄せつけず、最後は逆に2馬身突き放してみせました。
走破タイム1分51秒8は、同日の古馬1勝クラスを0秒3上回る数字。父はダート戦線でおなじみパイロで、クラスが上がっても注目できそうです。
さて、今週は土曜東京でサウジアラビアロイヤルカップ(GIII)が行われます。今年で11回目と歴史の浅い重賞ながら、勝ち馬からはすでにダノンプレミアム、グランアレグリア、サリオス、ドルチェモアと4頭のGI馬を輩出。
昨年の勝ち馬アルテヴェローチェも、その後シンザン記念(GIII)2着、チャーチルダウンズC(GIII)2着と活躍したように、POGで勝つためには重要な一戦となっています。