東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は先週の葉牡丹賞の振り返りと、日曜阪神・阪神JFの注目馬ついて。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
藤井真俊記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
先週は土曜中山で葉牡丹賞が行われました。1勝クラスながらホープフルSや皐月賞と同じ中山芝内2000mで行われる一戦で、過去10年の勝ち馬からはダービー馬・レイデオロのほか、ジェネラーレウーノ(重賞2勝)やノースブリッジ(重賞3勝)など、多くの活躍馬が出ています。
勝ったのは4番人気のサノノグレーター。ゆっくりとしたスタートから道中は中団の後ろで脚を溜める形。3~4角でポジションを上げて前を射程圏に入れると、直線では外からあっという間に前をひと飲み。最後は後続を突き放す一方で、3馬身差の圧勝でした。
内にモタれる素振りを見せるなど若さを残しつつも、ここでは一枚も二枚もレベルが違った印象。デビュー戦の快勝から2番人気に支持された新潟2歳S(GIII)では6着と期待を裏切りましたが、再び軌道に乗ってきそうな勝ちっぷりでした。グレーターロンドン産駒の牡馬で、祖母は2009年のクイーンS(GIII)勝ち馬ピエナビーナスです。
なお、1分58秒2の決着タイムは、昨年の本レースでヴィンセンシオがマークした1分58秒8を0秒6上回る2歳コースレコードとなりました。
ちなみに、先週の当コラムでご紹介したポルフュロゲネトスは2着まで。直線でなかなか進路ができず踏み遅れてしまいましたが、地力で最後は2着まで押し上げました。勝っていたかはともかく、スムーズならもう少し際どかったはずです。
さて、今週末はいよいよ2歳女王を決める阪神ジュベナイルフィリーズです。3年前のリバティアイランドはここを勝って翌年、牝馬三冠を達成。5年前のソダシも桜花賞馬になるなど、将来にもつながる注目の2歳GIです。
