東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は先週の阪神JFの振り返りと、日曜阪神・朝日杯FSの注目馬ついて。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
藤井真俊記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
先週は日曜阪神で、2歳女王を決める阪神ジュベナイルフィリーズが行われました。
逃げて連勝中だったヒズマスターピースが作った流れは、前後4F45.3-47.3秒のハイペース。先行馬総崩れの差し決着となりました。
勝ったのは2番人気のスターアニス。互角のスタートから、前半は意図的に下げて中団のポジション。直線で外に出して追い出されると、力強い伸び脚で差し切りました。馬自身の能力もさることながら、展開を読み切って持ち味をフルに引き出した鞍上・松山騎手の手腕も光った印象です。
ドレフォン産駒の牝馬で、母はスプリント重賞2勝のエピセアローム。母は2011年の本レースで8着に敗れましたが、娘がその無念を晴らしました。
2着ギャラボーグも負けて強しの内容でした。道中は後方のインでじっくり待機。そのまま内を回って直線に向かうと、狭いスペースを縫うようにして伸びてきました。勝ち馬には1馬身1/4差及びませんでしたが、未勝利を勝ったばかりの身であることを考えると、立派な内容と言えるでしょう。
こちらは2022年のNHKマイルCを制したダノンスコーピオンの全妹。来年以降の飛躍が期待されます。
3着タイセイボーグは勝ち馬のひとつ前のポジションから粘り込みを図りましたが、最後は決め手の差が出た印象。それでも新潟2歳S(GIII)2着、アルテミスS(GIII)3着に続く好走と、相手なりに崩れない堅実さは魅力です。
一方、1番人気に推されたアランカールは5着まで。ゆっくりとしたスタートから、スッとポジションを下げて道中は最後方から。向正面から大外を回って徐々に押し上げましたが、さすがに最後は脚色が一緒になってしまいました。
デビュー2戦で見せた高いパフォーマンスから大きな支持を集めましたが、レース後に北村友騎手が「外を回して最後に甘くなりました。僕自身、器用なレースができれば良かったです」と振り返ったように、今回はコース取りや脚の使いどころが噛み合わなかった印象があります。
また先週の当コラムで取り上げたアルバンヌは6着でした。2度目の栗東滞在ながら16キロも馬体重を減らしてしまったのは意外でしたが、レースでは直線でスペースを失い脚を余すような結果に…。確たる敗因が定かではないことも含めて、不完全燃焼の一戦となってしまいました。
さて今週も舞台は阪神マイル。2歳のマイル王を決める朝日杯フューチュリティSが行われます。
特別登録18頭のうち14頭が関西馬。2連勝でデイリー杯2歳S(GII)を制したアドマイヤクワッズを筆頭に、同2着カヴァレリッツォ、京王杯2歳S(GII)の勝ち馬ダイヤモンドノットらが主力を形成しますが、関東からも2戦2勝で重賞を勝ったエコロアルバ、リアライズシリウスがエントリー。少数精鋭の布陣で2歳のマイル王座を狙います。
