東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は先週のフェアリーS、シンザン記念の振り返りと、日曜中山・京成杯の注目馬について。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
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先週は日曜中山でフェアリーS(GIII)、月曜京都でシンザン記念(GIII)と2つの3歳重賞が行われましたが、ともに波乱の決着となりました。
まずはフェアリーS。11番人気の伏兵・レオアジャイルが逃げて作ったのは前4F45・9秒のハイペース。しかし、直線を向いてもなかなか脚が上がらず、勝ち馬からクビ、ハナ差の3着と粘り込みました。
他の上位馬も先行勢で、勝ったブラックチャリスは好位5番手でじっくり待機。3~4コーナーでジッと脚を溜めると、外に出したのは直線を向いてから。最後はメンバー最速上がりでまとめて接戦を制しました。
2着ビッグカレンルーフも3番手のインで脚を溜める形。直線では内から懸命に脚を伸ばして2着を確保しました。10番人気の低評価で、3着レオアジャイルとともに3連単87万馬という大波乱の立役者となりました。
先行勢が上位を占めたのとは対照的に、上位人気馬はいずれも後方のポジションから不発という結果に。1番人気ピエドゥラパンの中団のインでやや行きたがる場面。直線でも思うような伸びが見られませんでした。2番人気のギリーズボールはスタートで後手に回ったうえ、道中は折り合いを欠く仕草。3~4角で外を回って追い上げましたが、見せ場はそこまででした。
波乱の要因として展開や人気馬のポジションニングも考えられますが、上位3頭がいずれも1400以下の実績馬だったことを考えると、ややレースレベルに疑問も…。もともと春のクラシックには直結しづらいレースではありますが、今年も同様の匂いがします。
一方、シンザン記念は9番人気のサンダーストラックが早め先頭から押し切り勝ち。先団のインで脚を溜めると、直線でも内を捌いて差し切りました。
ブリンカー着用やハマーハンセン騎手の好騎乗が光りましたが、前走は1勝クラスの黄菊賞で8頭立ての5着と完敗していた同馬。2018年の勝ち馬・アーモンドアイという“例外”はあるものの、基本的には本レースも春のクラシックとは縁が薄いだけに、今年も“新星誕生”といったインパクトは残りませんでした。
さて、今週は日曜中山で京成杯(GIII)が行われます。2010年のエイシンフラッシュを最後にしばらく大物が出ていませんでしたが、近年はソールオリエンス(2023年)、ダノンデサイル(2024年)とクラシックホースを輩出。存在感を増してきているだけに、今年も要チェックです。
