札幌競馬開催中に函館競馬場が開場する期間は今週いっぱいまで。通称“裏函”と呼ばれる期間が終わりを迎えます。さらに、札幌競馬場に移る馬に関しては24日(水)までに退厩しなければいけないため、当然ながら今週末の札幌競馬場は先週より多くの馬がいました。
先週の札幌記念では、函館調教馬がほとんどでしたが、変則的な調整が強いられることを嫌ってか、キーンランドCは札幌調教組が多数。中でも気になった馬をピックアップして現地情報をお伝えします!
まずは昨年2着、一昨年覇者のエイティーンガール。1週前、最終追いともにキレッキレの動きを見せていました。
▲追い切りに向かうエイティーンガール
1週前に騎乗した武豊騎手は『この馬に乗ったのは久々だけど、イメージより元気がよかったね。さすがの動きだった。休み明けだけど息遣いも問題なかったよ。この馬とは意外と相性がいいんだよね』と好感触の様子。担当の古川助手も『先週からオンオフがしっかりして、気持ちが整った。やるごとによくなっているし、イメージ通り来ています』と納得の表情。
大目標はスプリンターズSのようですが、みなさんご存じの通りの洋芝巧者。3年連続連対があっても驚きません。武豊騎手のJRA重賞350勝がここであるのでは!?
もう1頭の洋芝で抜群の成績を残しているのがヴァトレニ。前走は1200mへの距離短縮を克服しての快勝でした。最終追いは札幌芝コースで5F・62秒2-11秒5とかなりの好時計をマーク。
札幌調教組が多数のキーンランドC。気になる馬をピックアップ!/東スポ・三嶋記者の美浦トレセンレポート
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三嶋まりえ
東京スポーツ新聞社・レース部記者。東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。2022年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。