好メンバーがそろった大阪杯。1週前で変貌した伏兵とは…/東スポ・三嶋記者の美浦トレセンレポート

今週は大阪杯。先週の高松宮記念同様に好メンバーがそろい、取材にも予想にも熱が入ります。今週は大阪杯情報を。

まずは1番人気が予想される女王、スターズオンアースから。秋華賞(3着)のあとに繋じん帯炎が発覚。今回は約5か月ぶりのレースになります。そのあたりを不安視する意見は多そうですが、帰厩してすぐの3月上旬に『明らかに背が高くなっていますね。今で20～30キロくらい体重が増えている。それでもぼてっとした感じはありません。気負うこともなくいい雰囲気です』と高柳瑞師が話していたように、パワーアップして今年初戦を迎えることができそうです。


▲高柳瑞樹厩舎のスターズオンアース


なんと言っても1週前の動きが抜群。躍動感に加え、力強さも増した迫力満点の動きに、思わず“さすがっ”と、うなってしまいました。

最終追いは1週前、2週前でしっかりやっている分、派手さはありませんでしたが、騎乗したルメール騎手の表情からも状態の良さは明らか。たまたま近くにいた私に『サヴァ？』(フランス語で元気？ という意味)と笑顔で声をかけたり、会見では記者やカメラマンを前に『マイクテスト、マイクテスト』とおどけて場を和ませるなど、かなり気分が良さそうでした。

肝心の馬についても『とてもいい感じでした。長く休んでいましたが、状態は良さそうです。心身ともに充実しています。とても楽しみです』と笑顔を見せていました。