先週はここで紹介したローシャムパークが見事、函館記念を勝利。大歓声の函館競馬場で最終週を締めくくりました。
さて、今週の重賞は中京記念のみ。そして、関東馬は2頭のみ。美浦トレセンは若干盛り上がりに欠ける…かと思いきや、いつも明るい“あの男”が盛り上げてくれました。
あの男、とは松岡正海騎手のこと。いつ取材しても笑顔で応じてくれ、報道陣としてはかなり助かる存在。松岡騎手の周りにはいつも人が集まるほど大人気なんです。
▲今週末は中京記念に参戦する松岡正海騎手
そんな鞍上が騎乗するのは、2歳時からコンビを組むウイングレイテスト。実はこの馬、デビュー前から“ウインブライト2世だ”と同騎手が素質に惚れ込んでいたんです。それも、ウインブライトがクイーンエリザベス2世Cを制し、G1馬になってすぐの頃だったので、“え!?”と驚いたのを覚えています。
新馬戦は惜しくも2着に敗れましたが、その後は早くから重賞戦線でも活躍。鞍上の言葉に嘘はありませんでした。しかし、古馬になってからは苦戦が続きます。3勝クラスでは2着、3着が続き、なかなかオープン入り出来ず、2勝目を挙げるまで3年以上かかりました。
今年に入り、再度の重賞挑戦。小倉大賞典(8着)、ダービー卿CT(5着)では敗れていますが、いずれも敗因は明確。馬場や状態面がかみ合いませんでした。
中京記念に出走するウイングレイテストとベジャールの情報をたっぷりお届け!/東スポ・三嶋記者の美浦トレセンレポート
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三嶋まりえ
東京スポーツ新聞社・レース部記者。東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。2022年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。