東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は日本の短期免許を初めて取得したタイグ・オシェア騎手への取材レポート&青葉賞出走馬の最新情報です。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
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さあ、今週は青葉賞にユニコーンS、天皇賞・春に香港チャンピオンズデーと楽しみなレースが続きます。それに加え、日本の短期免許を初めて取得したタイグ・オシェア騎手(42)のデビューもあり、盛りだくさんの週末になりそうです。
▲JRAの短期免許を初取得したタイグ・オシェア騎手
オシェア騎手と言えば、今年のドバイワールドカップをローレルリバーで制した鞍上。圧巻の逃げ切り勝ちだっただけに、覚えている方も多いと思います。ローレルリバーにとって、当時2000mは初の距離。今やレーディング世界ナンバーワンの同馬が単勝6番人気の評価に甘んじたのは、未知の距離だったことも大きいと思います。
鞍上が考える適性距離について聞くと、『父がイントゥミスチーフで、母がカームウォーター。牝系は距離が持つ血統で、私自身は2000mでも大丈夫だと思っていました。でも、他のジョッキーたちはきっと持たないと思っていたんでしょうね。だから、競ってくるような馬もいませんでした。これまでで一番強い勝ち方をしたのが2000mですし、これくらいの距離がいいんじゃないかな』と。今後も活躍が楽しみです。
オシェア騎手は今週土日とも東京で9鞍ずつ、計18鞍に騎乗予定。調教に騎乗した土曜東京10R・ダノンザタイガーについては、『感触は良かったです。状態の良さを感じました。すごくいい馬です』。
