毎週金曜日更新の当コーナーでは、Webサイト「東スポ競馬」でも活躍中の立川敬太記者、松浪大樹記者が、中間の動き、追い切り内容から今週末に馬券的に面白い馬をご紹介いたします。
単純な時計の評価ではなく、常に現場で取材している記者だからこそジャッジできる眼力にご注目ください!
▼今週のラインナップ
土曜小倉07R・4歳以上1勝クラス
土曜小倉11R・愛知杯
土曜中山12R・4歳以上2勝クラス
日曜中山04R・3歳新馬
日曜中山07R・4歳以上2勝クラス
日曜中山11R・京成杯
▼土曜小倉7R・4歳以上1勝クラス
ツヴァイシュテルネ
テンから行けば6ハロン80秒を切るような時計をマークすることはあるが、その見た目は決して良いと言えず、どちらかに分けるのであれば攻め駆けしないタイプに分類されるはずの馬。ゆえに前走後からの変化にはちょっとした驚きを持っている。遅い時間帯に追い切る羽月厩舎の特徴でもあるのだが、ウッドでのラスト1ハロン11秒台そのものが少なかったはずだ。
この馬も過去に11秒台前半をマークしたことがあるが、そのときはウッドの馬場状態が極めて良かった時期。現在のウッドはそこまで走りやすい馬場ではなく、実際に脚が上がる馬も少なくない状況まで含めて考えれば、今週のラスト1ハロン11.3秒は異常事態と言えるかもしれない。人気はないだろうが、注目しておきたい1頭だ。(松浪大樹)
▼土曜小倉11R・愛知杯