毎週金曜日更新の当コーナーでは、Webサイト「東スポ競馬」でも活躍中の立川敬太記者、松浪大樹記者が、中間の動き、追い切り内容から今週末に馬券的に面白い馬をご紹介いたします。
単純な時計の評価ではなく、常に現場で取材している記者だからこそジャッジできる眼力にご注目ください!
▼今週のラインナップ
土曜京都09R・若駒S
土曜中山10R・東雲賞
土曜京都11R・石清水S
土曜京都12R・3歳未勝利
土曜中山12R・4歳以上1勝クラス
日曜京都11R・東海S
▼土曜京都9R・若駒S
サンライズジパング
JBC2歳優駿2着が結果的にマイナス材料となってしまい、本賞金890万円の壁に泣かされている状況。11月から休みなく使い込まれている理由もそこにある。現代競馬においては異端にも近い形で、3着だった前走のホープフルSでは不利の影響も受けた。さすがに状態も下がり目かもしれないと中間は思っていたのだが、驚いたことに調教の動きは過去一番と思えるもので、実際に坂路50.8-24.4-12.2秒の時計は自己ベスト。先着した相手がデルマソトガケであったことを付け加えれば、この追い切りの価値はさらに高まる。
以前はダート馬らしい“ドタドタ”とした走りだったのだが、それもずいぶんと解消されてきた。もっとも、キズナ産駒で軽さよりもパワー優先のタイプ。当然ながら、時計を要する馬場のほうが適性は高い。(松浪大樹)
▼土曜中山10R・東雲賞