毎週金曜日更新の当コーナーでは、Webサイト「東スポ競馬」でも活躍中の立川敬太記者、松浪大樹記者が、中間の動き、追い切り内容から今週末に馬券的に面白い馬をご紹介いたします。
単純な時計の評価ではなく、常に現場で取材している記者だからこそジャッジできる眼力にご注目ください!
▼今週のラインナップ
土曜東京10R・クロッカスS
土曜東京11R・白富士S
日曜東京9R・セントポーリア賞
日曜京都10R・八坂S
日曜京都11R・シルクロードS
日曜東京11R・根岸S
▼土曜東京10R・クロッカスS
ヴェルトラウム
ここでの推奨馬は少し横道に逸れたケースになるが、同馬は前週の日曜(14日)に追い切った後、翌週の日曜(21日)まで時計を出しておらず、いわゆる一週前追い切りがない(=やっていない)状態。これは通常だと“ワケあり”ととらえるのが普通だし、概ねその通りだが、今回の同馬は少し事情が違う。
その空白の一週間をゲート練習に費やした。もっとも、本来はその週の水曜(17日)に行う予定が、追い切り前のゲート練習でテンションが上がってしまい、これを回避。ゲートで縛るなど入念な対応策に終始した結果だが、その効果も含めてギリギリのライン(それ以上延ばすと出走困難)で追い切りを消化し、態勢を整えた。
さらに、今週水曜(24日)の最終追いの動きが絶品だったことを付け加えれば、もう狙わない手はないと考える。(立川敬太)
▼土曜東京11R・白富士S