毎週金曜日更新の当コーナーでは、Webサイト「東スポ競馬」でも活躍中の松浪大樹記者、立川敬太記者が、中間の動き、追い切り内容から今週末に馬券的に面白い馬をご紹介いたします。
単純な時計の評価ではなく、常に現場で取材している記者だからこそジャッジできる眼力にご注目ください!
▼今週のラインナップ
土曜京都06R・4歳上1勝クラス
土曜東京07R・3歳1勝クラス
土曜京都11R・葵S
日曜東京11R・日本ダービー
日曜東京12R・目黒記念
▼土曜京都6R・4歳上1勝クラス
ウィップスティッチ
多彩な産駒を出しているスワーヴリチャード。ダート短距離は母系の影響も大きいイメージだが、この馬はアンブライドルドの3×4。牝馬でも500キロ前後の馬格を誇る同馬には、ミスタープロスペクター系の力強さが出ている印象を持っている。
この手のタイプは調教駆けするのも通例で、実際に坂路でラスト2ハロン23秒台を出せる脚力を見せてきたのだが、今週のそれは49.8-23.6-11.9秒と速い全体時計の中でのそれだった。
この馬の時計は同日の3番時計だが、これより速かった馬は古馬OPのマニバトラと交流GI馬のミリアッドラヴ。自身の下にはサウジダービーで2着ったシンフォーエバー、安田記念を予定しているジャンタルマンタルと続く。1勝クラスの時計でないことが容易に想像できるはずだ。(松浪大樹)
▼土曜東京7R・3歳1勝クラス