亀谷敬正 オフィシャル競馬サロン
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無料コンテンツ 01/25 (火)

先週の亀レビュー(1/22~1/23)/亀谷敬正のレース回顧

▼先週のトピックス
・1月の亀SPも182%を記録
・ディープ、キングマンボを逆発想で大活用した1月競馬
・馬場の進化と競馬場の民営化について


▼1月の亀SPも182%を記録

1月の中山開催が終わりました。1月の推奨馬(亀SP)の単勝回収率は、ベタ買いで116%、「同一払い戻し配分」にした場合は182%。12月もベタ買いは114%、「同一払い戻し」は174%。すべての週でプラス収支。

「同一払い戻し」とは、同一の払戻金を受けるように買うこと。たとえば「1万円の払い戻し」を同一払い戻しに設定する場合、単勝5倍だったら2000円、10倍だったら1000円、100倍以上は100円を購入する買い方。

この「同一払い戻し」の指標は、馬券で儲けるため…以前に「期待値の高い理論を知っていても資金切れ」になる事象を防ぐためにも重要です。

これは、皆さん独自の競馬予想理論で馬を選ぶ際にも使えることなので、ぜひ意識してみることをお奨めします。


▼ディープ、キングマンボを逆発想で大活用した1月競馬

今月の競馬もキングマンボとディープインパクトの取捨につきました。「2頭の系統の取捨だけでも勝った」月です。

推奨馬(亀SP)で父キングマンボ系は単勝回収率394%、「同一払い戻し配分」は479%、複勝回収率136%。父ディープ系は単勝回収率71%、「同一払い戻し」は131%、複勝回収率は206%。

キングマンボとディープはJRA芝競走の2大主流系統ですが、1月の活用方法は、趣が異なりました。

具体的には以下の3点。

・中山芝はディープの逆張り
・中山芝のキングマンボはディープが薄く、より欧州色の強い血統を買う
・中山ダートはディープとキングマンボを買う

この3点は、年間を通じた、標準的なJRAの傾向とは真逆。「真逆の狙い」こそが1月競馬、特に中山の競馬を制するには重要だったのです。

AJCCの際にも書きましたが、この冬の中山芝は、古馬混合戦で父か母父ディープインパクトが大不振。1、2人気の父か母父ディープインパクトは19頭出走して1勝。連対は5頭。複勝回収率は66%。

そうなる最大の理由は「直線スピードを大きく削がれる」馬場とコース設定だから。トップスピード強化の配合、育成をされた馬が伸びない馬場状態だったのです。なお、若駒限定はディープも走りやすいレースが多かったので別の話になります(これについてはホープフルSでキラーアビリティを本命にする際にも説明しました)。

スピードが削がれる馬場になれば、減速要素に強いイギリス血統の出番。AJCCは父キングマンボ系で母父はイギリスの最強種牡馬ガリレオ(キングオブコージ)。キングマンボ系の中でもイギリスで実績を残すキングズベスト系が重賞3勝(ディバインフォース、ミスニューヨーク、オニャンコポン)。

これは中山芝がイギリス競馬のような減速要素があったから。ただし、イギリスの最強馬が今の中山芝で最強になれるわけではなく、あくまで「JRAに適応できる範囲でイギリス指向」の強い馬に向く、というバランスです。

ダート競馬は、中山、中京ともに「普段の砂競馬では発揮できないレベルの末脚のスピード」が出せる馬場、レースパターンが多かったです。だからこそ、ディープ、キングマンボ系の中で「砂競馬にある程度対応力がある」血統馬が続々と穴を出したのです。中には「まんま芝馬」が走って「そこまでか!」というレースもありましたが(笑)。

ただし「今後はこの末脚が発揮できるとは限らない」です。「特殊馬場で走った馬が人気になって消える」ケースを意識すると、今後の好配当につながるのではないでしょうか。

こうして、今月お世話になった血統を簡単に振り返ってみても、血統同様、馬場は面白いですね。

ボクが20年以上主張しているのは「日本の馬場があってこそ、日本の血統は世界に通用するようになった」ということ。世界レベルの繁殖の淘汰を、世界最高の直線スピードが出る馬場で行うこと。これが日本の血統の進化、淘汰に大きく貢献しているのです。


▼馬場の進化と競馬場の民営化について

そして「馬場の進化」については、ボクもずっと芝馬場のことを指していたのですが、今はJRAの砂馬場もかなり進化しています。可能性も感じます。

「世界のスタンダード」と「血統の効率的な淘汰、進化」を考えた場合、砂馬場(JRAダート)あるいはポリトラック馬場も世界の競馬。世界の血統の進化において重要な役割を果たせるハードではないでしょうか。

JRAの芝2400mで海外馬が掲示板に載るのは難しいこと。JRA芝2400mの強い馬作りは日本が段違いで最高であることはバレてしまったので(笑)。

今後は、年に1度ほど、1着賞金10億円ぐらいのJRAのダートレースを作ってはどうでしょうか(要はチャンピオンズカップをもっと世界に発信するレースにする)。多彩な血統の進化につながる可能性を秘めています。

こういう議論こそが、「亀谷競馬サロン」で語らうテーマとしても最高ではないでしょうか?

実は、先日も大オーナー(GI馬多数所有)と馬場と血統の話になり『競馬場の運営は民営化がいいよなー』という話にも広がりました。お国の縄張りである、賭博開帳の権益は、引き続き捧げるとして…「競馬場」は、やはり民間運営、委託がいいと思うのです。

競馬場はテーマパークであり、強い馬作りの基盤でもあります。強い馬作りは民間のノーザンファームが優れていますし、成功しているテーマパークは、ほぼ民間です。そう考えると、競馬場作りも、国営よりも民間の方が、より素晴らしい仕事を成し遂げるのではないでしょうか?

上場してくれれば、馬券だけではなく、株券購入で競馬ファンも応援できますし、競馬ファンも増えるでしょう。

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