亀谷敬正 オフィシャル競馬サロン
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無料コンテンツ 03/02 (水)

先週の亀レビュー(2/26~2/27)/亀谷敬正のレース回顧

▼先週のトピックス
・予想通り、JRAのGI未勝利馬が勝ちまくったサウジカップデー
・サウジカップデーの考え方で、中山記念はダノンザキッドを消してカラテを買う
・富里特別もサウジカップデーと同じ考え方で本線的中
・「亀谷競馬サロン」は能力分析も徹底的に追求する


▼予想通り、JRAのGI未勝利馬が勝ちまくったサウジカップデー

サウジカップデーは、ステイフーリッシュ、オーソリティ、ソングライン、ダンシングプリンスが優勝。

亀谷競馬サロン・プレミアムコースのライブ配信では、レース前日にメンバーから見解を尋ねられたのですが、『普通にJRA所属馬が勝ちまくるでしょう。仮に日本で馬券を売ってもおいしくないのでは?』とお答えしたのですが、その通り…いや、想像以上にJRA所属馬の強さを見せつけることになりました。

当日のライブ配信の模様
※当日のライブ配信の模様(プレミアムコース限定)


血統で特筆すべきは、

・ステイフーリッシュ、オーソリティ、ダンシングプリンスがサンデーとノーザンテーストを持つこと
・ソングラインの父キズナの産駒は、早くも海外重賞で2勝目を挙げたこと
・ステイフーリッシュ、オーソリティ、ソングラインはサンデーとロベルトを両方持つこと

「亀谷競馬サロン」では、

・能力の方向性は一定ではないこと
・減速要素への耐性とトップスピードは相反する部分がある

という考え方をメンバーと共有しています。この考え方は「亀谷競馬サロン」関連のコンテンツをご存じない方の95%以上は知らないのではないでしょうか。

ステイフーリッシュ、オーソリティ、ソングライン、ダンシングプリンスは、JRA所属馬の中ではトップスピードの能力は最高ではないものの、減速要素への耐性は(JRA所属馬の中では)高い配合。

減速要素への耐性は、キャリアを重ねると強化されやすい性質もあります。ノーザンテースト、ロベルトの血は、キャリアを重ねることで減速要素への耐性を高めやすいため、JRAの競馬よりも減速要素が高い海外の競馬にマッチするのです。

今回のサウジデーではJRAではGIを勝てていない馬が重賞を勝ちまくったのも素晴らしいことであり、意義深いことでした。

以前から亀谷競馬サロンを通じて、生産者、オーナー、ホースマンの皆さんに『JRAのGIを勝てない馬にこそ海外制覇の可能性を託しては?』と常々申していたのですが、今回のサウジカップデーはまさにそれが具現化されました。

オーソリティ、ソングラインは、「亀谷競馬サロン」でもコラムを連載されているノーザンファーム天栄・木實谷場長も遠征前の調整に深く携わっていますので、お話を聞くのが楽しみです。

また、今回の遠征チームのメンバーも近々「亀谷競馬サロン」に遊びに来てくれる予定。サウジのお土産話、そしてドバイに向けての話を聞けることが楽しみです。


▼サウジカップデーの考え方で、中山記念はダノンザキッドを消してカラテを買う

この考え方は、JRAの競馬でも使うことができます。サウジカップデーの興奮冷めやらぬまま、日本の午後に行われた中山記念も減速要素耐性が問われやすいレース。

・非根幹距離
・急坂
・小回り

はいずれも減速要素。1人気のダノンザキッドは馬券圏外の7着。同馬は減速要素耐性が低く、トップスピードを発揮しやすい根幹距離の広いコースで高いパフォーマンスを発揮し続けた馬。

勝ったパンサラッサの母は減速要素耐性が高いサドラー系とネヴァーベンド系の配合馬。2着のカラテはノーザンテーストとサンデーの血を両方持つ馬で、減速要素耐性が高いステイゴールドが近親。

中山記念の結果

レース前に『同じマイル実績馬でも、ダノンザキッドはパフォーマンスを大きく下げる可能性のある血統。逆にカラテは下げない可能性が高い血統』と指摘した通りの減速具合でした。

「根幹、非根幹距離」の考え方にも通じる「ダノンザキッドのような馬を常に逆張りする」発想は95%以上の競馬ファンにはないこと。「亀谷競馬サロン」では、ほとんどのメンバーがダノンザキッドから買うことはなく、消える前提の馬券も購入されていました。

とはいえ、ボクはこのレースをハズしたわけですが(笑)、「ダノンザキッドから買ってハズれる」アプローチと、「ダノンザキッドの逆張りを見据えて買う」アプローチでは、今後高配当を獲得できる確率は大きく変わることでしょう。この考え方を、より具体的な馬券戦術に落とし込む方法は、今後もメンバーの中で議論していきます。


▼富里特別もサウジカップデーと同じ考え方で本線的中

サウジカップデー、中山記念と同じ考え方で、大本線的中できたのが、前日に同コースで行われた富里特別。

1人気のカランドゥーラは母父がディープインパクト。東京コースでのパフォーマンスが評価されました。しかし、中山の減速要素には対応できずに馬券圏外。ダンザキッド同様、減速要素が大きいこの舞台では10回走って1回馬券圏内に入れるかどうかのパフォーマンスでした。

一方、勝ったレインカルナティオは父も母父も非サンデー系。2着のアオイゴールドはサンデー系ながらも、サンデー系の主流血統が減速するレースの方が着順を上げやすいゴールドシップ産駒。

富里特別の結果

また、1、2着はともに、サンデーとノーザンテーストを持つ馬。つまりサウジカップデーで勝ちまくったJRA所属馬同様、サンデーの血を持つ馬の中では減速耐性が強めの馬。

この考え方も、亀谷競馬サロンのメンバーとは共有していることで、実際に、メンバーの皆さんも大本線で的中させていました。

富里特別 サロンメンバーの見解


▼「亀谷競馬サロン」は能力分析も徹底的に追求する

「亀谷競馬サロン」に入られていないメンバーの皆さんには『亀谷は過去の能力分析を疎かにしている』と勘違いされることが多々あります。しかし、実際は逆です。「コスト=時間、設備を投入して能力分析を徹底的に行っている」のです。AI予測指数、ランク指数、スマート出馬表の各オリジナルコンテンツをご覧いただいた方にはご理解いただけることでしょう。

もう20年以上も前から、能力分析を突き詰めていった上で「競馬は能力を出せない妨害要素が存在する」と考え「妨害要素への耐性は血統によって傾向が出る」と考えるのが「血統ビーム」なのです。

過去の能力分析には、膨大な時間と労力がかかることを我々は知っています。それによって出来た指数のようなものに満足して、馬券を買うことでも、それなりの成果は出るでしょう。そこを妄信的に信じて買うことの方が成果が出る場合だってあります。そこが馬券というゲームの面白みでもあります。

それでも「亀谷競馬サロン」では、能力を出せない多くの事象を考察します。膨大な労力をかけて作り出した能力指数のようなものが通用しない事象にあえて注目するのです。膨大なコストをかけて能力分析を追求した上で、競馬で要求される能力は一定ではないことを理解して、血統を追求する。この楽しみを続けることによって、JRAの競馬予想で人気馬を逆張りできるわけですし、海外競馬の能力分析を楽しむことにもつながるのです。

今週も皆さんで「亀谷競馬サロンならでは」のツールと考え方を共有して、競馬を追求することを楽しみましょう!

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