▼先週のトピックス
・NARの極端な血統バイアスをノットゥルノで証明
・函館記念は特殊バイアスを利用してハヤヤッコが優勝
▼NARの極端な血統バイアスをノットゥルノで証明
ジャパンダートダービーはノットゥルノが優勝。レース前にTwitterで「馬場が向いてそうなのはノットゥルノ」と書いたように、外枠で芝指向の馬に有利な馬場。
そして、ノットゥルノの前走(兵庫チャンピオンシップ)は、ジャパンダートダービーとは逆に向かない条件。小回りが苦手な馬、かつ内枠。加えてノットゥルノ以外の上位入線馬は外枠。芝指向の馬場ではなく、砂競馬向きの加速力とパワーが問われた馬場。
前走が合わない条件で今回が合う条件であれば、5馬身ぐらいは簡単に逆転できる典型例が、NARの大レースで現れました。
ここ数年、NARの競馬もそれなりに分析しているのですが、JRAの競馬よりもNARの競馬の方がトラックバイアスが極端になりやすいこともわかってきました。
また、NARは日本の馬産全体からは反主流レースになりやすいので、血統のバイアスも顕著に出やすいこと、さらに、血統を重視する馬券プレイヤーがJRA以上に少数派であることも魅力。
今後も研究を進めていき、スマート出馬表のようなツールを公開するべく、日々、準備を進めます。
▼函館記念は特殊バイアスを利用してハヤヤッコが優勝
函館記念も強烈なバイアスが発生。父欧州型で母父非サンデー系の馬はハヤヤッコ、ジェネラーレウーノ、マイネルウィルトス、サンレイポケットの4頭。このうち1桁馬番で、近2走以内に勝ち馬から5馬身差以内の競馬をしていたのはハヤヤッコ、マイネルウィルトスの2頭のみ。結果はこの2頭が1、2着。
もちろん、結果論ではなく「今日の亀メモ」にも書きましたし、レース前に「亀谷競馬サロン」のライブ配信(プレミアムコース限定)でも推奨しました。
※今日の亀メモ/7月17日(日)
常々言っていますように、このようなバイアスを事前に指摘して、馬券を当てることができるのは「結果論」から函館記念のような馬場傾向、血統傾向をパターン化できているから。過去の結果を体系化できないと、今後も函館記念のようにバイアスを利用して馬券を当てることはできません。そして多くのファンの皆さんは、結果論も血統バイアスも重要視されていないので、我々は函館記念のような馬券をおいしくいただくことができるのです。
函館記念のハヤヤッコは内を回ったダート実績馬。函館の最終レースも内を回れるダート実績馬にとって走りやすいバイアスが続きます。そこで、内を回れる可能性が高いダート実績馬を重視。Twitterでも、「亀谷競馬サロン」のプレミアムコースの皆さんにも推奨。該当馬のタツリュウオーが1着になりました。
大誤算だったのは、同じく馬場に恵まれたメイショウツワブキの鞍上が内を突くことを放棄したこと。しかし、これは「内を突く権利を放棄する可能性がある」と予想できなかったボクの予想力が至らなかったから、とも言えますし、運が悪かった、と済ますこともできる範囲。
引き続き予想力も上げつつ、ノットゥルノ、ハヤヤッコのオーナーでもある金子オーナーが訪れるパワースポットに行くスケジュールも立てて、「亀谷競馬サロン」にさらなる幸運を呼び込む準備も進めます。