Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第167回目のトークテーマは特別編として「スプリンターズS・ステップレース分析」をお届けします。
スプリンターズS出走馬の前走がどのようなレースだったのか、師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):セントウルSのカンチェンジュンガは、欧州指向の差しが決まりやすい馬場に恵まれました。
今井雅宏(以下、今):どちらかというと叩いた方が良いタイプだけど、消耗戦で馬群に入れる得意な形に上手く嵌まったよね。2走前が1400m凡走のぶん、多少弱まるけどそれでもストレスが前走よりはきついから、差し馬は内しか間に合わないレースか、あるいは全くその逆か、いずれにしても極端なレース質の嵌まり待ちで。
亀:ママコチャは米国型の分だけ伸び負けしたのはあります。前走みたいに欧州型の伸びが要求されない競馬になれば逆転も可能でしょう。かといって大幅上昇も見込めませんが。
今:こっちも年齢的に硬さや生涯ストレスも溜まってるんで、以前ほどではないけど、基本的には使って上昇するタイプだよね。昨年は絞れないで硬さが出たけど、高松宮記念は絞って上昇したように。4枠くらいでペースがある程度速いけど上がりも速い競馬で雪崩れ込む形が理想になる。
亀:トウシンマカオは外枠の差しで馬場的に厳しかったですね。馬体も減ってましたし。
今:休養前がいくら太かったとはいえ、休み明けでパワー型のスプリンターが14キロも減ってたら勝てないよね。一叩きして筋肉を戻してくれば良いけど。