亀谷敬正自身が先週のレースや予想などを振り返る「先週の亀レビュー」。競馬の構造理解や次週以降のヒントなどが満載です。ぜひご一読ください!
▼今回のトピックス
・日本生産馬の問題点を利用して馬券で儲ける方法
日本生産馬の問題点を利用して馬券で儲ける方法
サウジカップデーは藤田晋オーナーのフォーエバーヤング、シンエンペラー、シンフォーエバーが大活躍。
オーナーをはじめとする日本のホースマンの競馬への情熱、技術の高さを改めて示した形とはなりましたが、今の日本競馬の実状を象徴する結果でもありました。
シンフォーエバーはアメリカの生産馬。
シンエンペラーはフランスの生産馬。
フォーエバーヤングも母はアメリカの生産馬で、父の母もアメリカの生産馬。
サウジカップを勝ったフォーエバーヤング、3着のウシュバテソーロはサンデーサイレンスとミエスクを持つ馬。ミエスクはキングカメハメハの父の母。
結局、この30年近く日本の馬産は、サンデーサイレンスとミエスクの傑作であるキングマンボの血しか発掘できていません。他の血統は日本の競馬であっても外国の生産馬よりも弱い…とまでは言いすぎですが、少なくとも今の日本は「マル外」の方が才能のある馬が多いです。
ただし、ここで嘆きを続けることや、問題を提起するつもりはありません(フォーティナイナー系を発展させられなかったことなど問題は多いんですが)。
馬券ゲームにしか興味がない馬券ファンにとっても、この現実、トレンドを知っておくことは「馬券ゲームでも有利」だということを知っておくべきなのです。
2024年以降、ダートでの米国型マル外、芝での欧州型マル外は「たったひとつの条件を満たす馬を買う」だけで大幅プラス収支を記録。人気馬も複勝率が80%近いので大幅プラスです。