亀谷敬正自身が先週のレースや予想などを振り返る「先週の亀レビュー」。競馬の構造理解や次週以降のヒントなどが満載です。ぜひご一読ください!
▼今回のトピックス
・上半期のJRA・G1はディープインパクトを持つ馬が未勝利
上半期のJRA・G1はディープインパクトを持つ馬が未勝利
今年の上半期G1は衝撃的な事象が発生しました。今年上半期のJRA・G1勝ち馬13頭(障害、ダートも含む)はすべて「ディープインパクトを持たない馬」でした。
ディープインパクトの血を持たない馬がG1を勝てなかったのは、血統と競馬の奥深さを示す事象ですが、一方で「スーパーサイヤーの威力」も改めて示されました。
G1勝ち馬13頭のうち11頭はディープインパクトの父サンデーサイレンスを持つ馬。さらに3頭はディープインパクトの全兄ブラックタイドの血を持つ馬。結果としてディープの血を持つ馬はG1を勝てなかったものの、いつものようにディープと密接(ほぼ同じような)血を持つ馬が、ほとんどのG1を勝ったともいえます。
また、ディープ、サンデーサイレンス時代に不遇だった血の「揺り戻し」が発生したのも、今年の上半期G1の象徴的な出来事でした。
その象徴が、