プロ馬券師・みねた氏が実践例を交えながら予想理論の金言を伝える『馬券師・みねたの金言』。今回の金言は“続・上位人気馬がどの枠なのか?という視点”です。
なお、『競馬放送局』ではみねた氏の厳選勝負レース、重賞予想を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください。
▼今週の重賞ピックアップ
2月22日東京11RフェブラリーS ダート1600m
フェブラリーSは東京ダート1600mでの施行。初角まで距離があるコースパターンFのコースで、芝スタートでもあるため、先行争いにおいては外枠が有利です。
登録22頭中、前走の通過順位に3番手以内があるのは8頭。現時点での除外対象馬を加味すると16頭中6頭で、脚質的にはイーブンといったところ。となると、コースレイアウトの影響が大きく、やはり外枠がベターになりそうです。
1番人気想定はダブルハートボンド。チャンピオンズカップの勝ち馬ですね。8戦7勝2着1回。それにしても美しい馬柱です。正直、前走は買い時ではないと睨んでいましたが、私の想像を超える走りでした。レコード勝ち含む7戦7勝と、あまりにも1800mが合っているように思える点、また1ハロン短縮で揉まれる競馬になった際の心配はありますが、能力の高さは疑いようがありません。
2番人気想定はコスタノヴァ。こちらはディフェンディングチャンピオンです。その後の3戦は勝ち切れておらず、特にここ2走は大きな出遅れ。ゲートの悪さは気になりますが、その分、消耗が少ないのも確か。前走の末脚を見る限り、やはり素晴らしい能力を秘めています。期待値が積まれそうな馬柱ではあるので、あとはオッズ次第か。現状の想定4.2倍はやや売れ過ぎの印象で、もう少しオッズがもらえるのであれば。
3番人気想定はウィルソンテソーロ。前走のチャンピオンズカップは10-9-6-6からダブルハートボンドとハナ差の2着。3走前のマイルCS南部杯は0.6秒差の圧勝。想定5.0倍という評価も納得です。当然、有力候補の1頭ですが、馬柱的に見逃されてオッズが甘くなる可能性は少なそう。
ラムジェットは海外でも強さをみせている5歳世代の東京ダービー馬。その後の戦績をみても、現役トップクラスの力量を持っていることは間違いありません。チャンピオンズカップも4角11番手から3着まで押し上げました。G1レースでの三浦騎手の勝負弱さは気になりますが、想定11.1倍なら◎候補の1頭。
ロードクロンヌは前走のプロキオンSで重賞初制覇。まだダートでは底をみせていません。みやこSではダブルハートボンドに0.5秒差をつけられましたが、レコードの出る馬場で4コーナー10番手ではノーチャンス。まだ勝負付けは済んでいません。重賞勝ちの直後は妙味が出にくいですが、それでも想定12倍もらえるなら。
ハッピーマンは前走で兵庫GTを制覇。2走前にも京都でOPを勝ち切っています。連勝中ながら想定15番人気・86.4倍はさすがにナメられ過ぎか。
同じ4歳勢のナチュラルライズにも注目。前走の東京大賞典大敗で一気に評価を下げていますが、もともとこの世代の大将格です。逃げた東京ダービーの内容から、マイルは合うはず。こちらも想定7番人気・21.6倍は甘く映ります。
シックスペンスは初ダートのマイルCS南部杯を2着。前走のチャンピオンズカップは11着と崩れましたが、その分、妙味が出てきそう。芝の重賞3勝馬で芝スタートは大歓迎。外枠からスンナリ先行できる形なら面白い存在です。
ペプチドナイルは一昨年の覇者。昨年も0.4秒差の4着に走っています。さすがに全盛期は過ぎた印象もありますが、舞台適性の高さは間違いありません。想定14番人気・65.8倍は甘く、期待値だけならこの馬が一番かもしれません。
とにかく枠順が大きな鍵を握る一戦。枠順確定後の最終結論および買い目は『競馬放送局』をご覧ください。
▼みねたの金言220
続・上位人気馬がどの枠なのか?という視点
★ピックアップレース★
1月18日 中山11R 京成杯 芝2000m良
◎4グリーンエナジー
穴○10ジーネキング
穴▲9タイダルロック
△12ソラネルマン
☆11マテンロウゲイル
注6アッカン
注15アクセス

―前回に引き続き、1月18日の京成杯を取り上げます。◎→☆→△で3連単144.1倍となった一戦で、今回は「上位人気馬がどの枠なのか」について掘り下げるというお話でした。
みねた)結局、競馬で一番儲かるのは「危険馬対象レース」、つまり危険な人気馬がいるレースです。ということは、人気馬が不利な枠に入るというのは相当重要ですよね。
―昨年の阪神JFの際にも、先行馬並びの1つ内に入って被されてしまうアランカールと1つ外に入ってスムーズにレースができるスターアニスの比較というお話をされていましたよね。
みねた)上位人気のうちの片方が有利な枠でもう一方が不利な枠であれば、その差は大きいですよね、この京成杯の場合、ソラネルマンは「危険な人気馬」というわけではありませんが、単純に1~3番人気馬の中で、2頭が不利な枠、1頭が有利な枠みたいなことがあれば、相対的にその馬が有利になります。このレースの場合は、「先行馬が揃ってメンバー構成的に内枠が有利」というレースで、
1番人気 12番ソラネルマン 外枠
2番人気 4番クリーンエナジー 内枠
3番人気 15番アクセス 外枠
となっていました。もともと能力を高く評価していたクリーンエナジーが上位人気馬で唯一有利な枠を引いたので、自信をもって◎に推せたわけです。
―「1~3番人気馬がそれぞれどの枠に入るか」というのは面白い視点ですね。例えば、今回のレースでいえば3頭とも外、つまり1~3番人気馬が全て不利な枠という場合は…。
みねた)それはもう、穴馬チャレンジということでいいんじゃないですか。有利な枠を引いている穴馬、ハサミの馬などに注目ですよね。
―京成杯のように1頭だけが有利な枠を引いた場合は、買いの一手。
みねた)このパターンはかなり有利で、的中率も回収率もある期待馬ですよね。前回お伝えしたシンザン記念もまさにこれでした。当然、勝負レースの有力候補になります。
―先行馬占有率が高く内枠有利の一戦で
1番人気 13番モノポリオ 外枠
2番人気 11番バルセシート 外枠
3番人気 1番アルトラムス 内枠
でした。
みねた)1番人気になるだろうと見込んでいるほど能力を評価していたアルトラムスが唯一、有利な内枠をもらったので、迷うことはありませんよね。また、枠順の有利不利の相対性という意味ではこのレースで赤オッズ(5番人気8.3倍)になっていたディアダイヤモンドも先行馬5頭並びの一番内という「不利」な枠に入っていました。週中展望の時点では能力を評価していたのですが、無印にしたのは枠順も大きなファクターの1つだったのです。そして9番人気19.5倍で勝利したサンダーストラックは「内枠の逃げハサミ」。やっぱり枠と並びの力は偉大ですね。
―1~3番人気の3頭が「不利」「有利」「有利」の場合はどうなりますか? こうなるとちょっと難しいですよね。
みねた)絞りづらいですよね。だから、そのレースで勝負しなくてもいいんです。よく「こういう時はどう買えばいいですか?」という質問をいただくのですが、結論としては「悩むぐらいなら無理して買わなくていい」です。他にもっとわかりやすい、買いやすいレースがあるでしょうから、そちらで勝負してください。無理に「有利」の2頭に白黒をつける必要はないのです。もちろん、枠以外で明確な買い材料があるのであれば、その限りではありませんが。
―3頭ともいい枠、つまり「有利」「有利」「有利」となってしまった場合はどうですか?
みねた)これは人気馬が来てしまうということですから、展開派が手を出すレースではありません。他のジャンルの方にお任せしましょう(笑)。
