今週日曜日(10日)小倉5Rの2歳新馬戦・芝1800mはもしかすると「伝説の新馬戦」となる予感。
私の担当厩舎からは、ダンツビガー(牡・父ミッキーアイル、母アバンドーネ=四位)と、ロードラディウス(牡・父ドレフォン、母ポプラ=森田)が出走。前者は昨年のホープフルSの3着馬・ラーグルフの半弟ですし、後者はビッシリ乗り込まれウッドコースでも坂路でもいい動き。ゲートも速いという期待馬です。
四位調教師も森田調教師も自厩舎の馬の仕上がりには自信を見せていましたが、『でも、ここは相手がかなり揃ったでしょ…』と。
それもそのはず。松永幹夫厩舎のシリンガバルガリスはラッキーライラックの全弟ですし、吉村厩舎のナムラエヴァは14年チャンピオンズCの2着馬・ナムラビクターの半妹。西村厩舎のシルヴァーデュークと、杉山晴紀厩舎のルフレーヴはセレクトセールで4000万円台の値がついた馬です。
調教で好時計を叩き出している馬ばかりですし、今週末の新馬戦では最も注目すべきかも。
そんなメンバーの中で、私が取材して惹かれたのは矢作厩舎のラヴェル(牝・父キタサンブラック、母サンブルエミューズ)。今週、プロキオンSで一年ぶりの復帰を果たすユニコーンライオンと同じ助手さんが担当されています。
▲日曜(10日)小倉5Rでデビューするラヴェル
ラヴェルは何を隠そう今年のオークス3着馬・ナミュールの半妹。近親にはマルシュロレーヌもいますね!
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赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。