エンヤラヴフェイスの新馬戦は2着馬に5馬身差をつける圧勝でした。調教であまり時計を出すほうではない森田厩舎でも、勝手に時計が出てしまうような感じでしたし、パドック~返し馬の雰囲気も抜群。1番人気に推されていたのも当たり前でしたね。
▲新馬戦を勝ったときのエンヤラヴフェイス
ただ、森田調教師は『上(全兄・カジュフェイス)が短距離馬だから、距離が持てばいいな』とだけ心配されていました。結果的には2番手から上がり最速の脚を使っての勝利でしたし、その日の私は中京競馬場にいたためレース後も取材へ伺うと『距離、全然持つなぁ』と嬉しそうにされていたのを覚えています。
勝ち時計も、3回開催中の中京で行われた1600m新馬戦の中では最速。放牧をはさみ、当初のプラン通りの新潟2歳S参戦です。
最終追い切りは菱田騎手騎乗で坂路4ハロンを2頭併せ。鞍上は手綱をおさえたままでしたが、馬なりでもギュンギュンスピードに乗っていき、54.5-39.1-25.2-12.3秒と加速ラップを刻んで古馬2勝クラスの僚馬に1馬身半先着しました。
2023/08/25 (金)
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赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。