来週の朝日杯FSに出走を控えるアスクワンタイム。今週の調教時計を見て、驚いたり、不安に思ったりされている方のため、今日はペンを執らせていただきます。
岩田望来騎手が騎乗し、一杯に追われてウッドコース6ハロン86.2-70.8-56.1-41.7-14.8秒。ラストは15-15の時計です。私も現地で見た時は、未勝利馬にどんどん置いていかれてしまうアスクワンタイムに『何かあったのか』と不安を覚えました。
馬に対して責任を背負っている陣営にとってはもっともっと大きな事で、梅田調教師は深刻な面持ちで地下馬道まで迎えに……。
でも、アスクワンタイムは岩田望来騎手を乗せたまま、ケロリとして普通に帰ってきたんです。在厩調整ですごく良くなっている馬体が目立っていました。
馬から降りた岩田望来騎手は、そのまま梅田調教師、攻め専の前原玲奈助手と長い間話し込んでおられました。時間にすれば10分いかないくらいだったかもしれませんが、長く長く感じました。追い切りを見守っていた記者たちは皆同じだったと思います。
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赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。