大阪スポーツ・赤城真理子記者による栗東トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は阪神JFに出走するランフォーヴァウ、管理する福永祐一調教師への取材レポートです。
赤城真理子記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
福永祐一調教師に取材をさせていただいていると、競馬が好き、だとか、競馬が人生そのもの、などという月並みな言葉では表しきれないものを感じてしまいます。
これもまた単純でクサイ表現だと思われるかもしれませんが、私が未熟なせいかこの表現しか見つかりません。福永先生は、競馬を愛しておられるんだと。心から。
毎週、福永厩舎では記者によるその週に出走する馬の囲み取材が行われています。午前は日刊紙、午後は専門紙。同じことを二度、話してくださっているのです。
日刊紙の方々は次走報や時事ネタなども必要で、専門紙はとにかくその週の出走馬のこと、新馬なら体重も必要ですし、休み明けの馬なら休養理由もお聞きします。
わたしは専門紙の方に参加させていただいていますが、その中でも出走馬のことに限らず、競馬の番組のこと、競馬場の芝の状態、ジョッキーさんのこと…と、たくさんのお話しをしてくださいます。お忙しい中、時間を割いてくださるんです。
そういうお話しになると、福永先生は多角的な面から競馬を見ておられ、馬が、働き手が、環境が、競馬そのものが良くなるためにどうしたらいいか、自分が何をできるのかを常に考え続けておられるんだと感じます。
わたしのような一端の記者じゃ理解できないくらいに。