大阪スポーツ・赤城真理子記者による栗東トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は福永祐一厩舎から共同通信杯のネブラディスク、クイーンCのスライビングロード取材レポートです。
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ネブラディスクの1週前追い切りに騎乗した武豊騎手は、「お姉ちゃん(リスグラシュー)に似ているね」と福永調教師におっしゃったそうです。この時期の線の細さや、難しさも含めてのことでした。
リスグラシューはデビューから引退までの間に40キロ近く体重が増えた子です。牝馬と牡馬の違いはあれど、ネブラディスクも今は牝馬のような体をしているらしく、福永調教師も本格化はまだ先だと考えておられるようでした。
ですが、調教のイメージよりも競馬に行って素晴らしいセンスを見せたデビュー戦で、「素質の高さを感じた」といいます。
ただ、乗るのはすごく難しいタイプだそう。「たぶん、他のきょうだいもそうだったと思うよ。持っている力を出し切るまでに、簡単じゃない」(同師)
まだ身体も成長しきっていないため、普段の調教の際にハミをかけるとかかりが悪く、上を向いてしまったりしていました。ただ、普段の乗り手の野元助手が長手綱で脚を使い、背中を使わせるよう乗っていることで、初戦の時より走るフォームは良くなっているそう。
▲キャリア1戦で共同通信杯に挑むネブラディスク
そして、武豊騎手に依頼した理由は、姉の背中を知るからと言うより…、