▼先週のトピックス
・大阪杯のベタな血統パターンと新しい血統パターン
・ジャックドール同様の危険パターン出走レースは、昨年以降の単勝回収率140%
▼大阪杯のベタな血統パターンと新しい血統パターン
大阪杯は終わってみれば、今年もディープインパクト×ヴァイスリージェント系の1、2着。今後、ディープインパクト直仔が大阪杯に出てくることは減りますが、本命にしたアリーヴォのような血統馬が走るであろうことをレースでも確認できたことは収穫でした。なお、アリーヴォは「亀谷敬正の競馬血統辞典」買いパターン該当馬でもあります。
そして、アリーヴォのような血統の方向性を持った馬が上位を占めるのは数年前からずっと続いている大阪杯の傾向です。「亀谷競馬サロン」で共有している血統、競馬理論は20年前から基本的なことはほとんど変わりません。馬、そして種馬の顔ぶれは日々変わりますが、構造は今後も劇的に変わることはないでしょう。
血統馬券は「覚えるもの」ではなく「仕組みと性質」を追求、議論するものだと思っています。この考えを、今後もメンバーの皆さんと共有して、血統、そして競馬の構造を語り合いたいものです。
ひとつ愚痴を言いますと、アリーヴォはポタジェ、レイパパレには先着できると考えていたので、勝てなかったのはショックでした…(笑)。1、2人気両飛びだったら、馬連、馬単、3連単で取れると思っていたので(泣)。
1人気のエフフォーリア、2人気のジャックドールは、前走のパフォーマンスを発揮すれば、今年の大阪杯でも連対できた可能性は高いという見立てはレース後も変わりません。2頭とも敗因は適性ではなく、コンディションが大きいでしょう。
コンディションによる敗因も、たとえばエフフォーリアであれば、レース後にノーザンファーム天栄の場長・木實谷さんに聞けば、理解はできました。ただ、エフフォーリアの敗因といわれる事象を今後もシステム、体系化するのは難しいかな、とも思うのです。
ひとつ思いつくのは、厩舎ごとの関西遠征のデータを出すこと。実際、堀厩舎の馬は毎回軽視するんですが、今回のエフフォーリアは高評価してしまっているわけですし、システムを体系化できていなかったわけです。
▼ジャックドール同様の危険パターン出走レースは、昨年以降の単勝回収率140%
今にして思えば、ジャックドールの方は、危険パターンで抽出することは可能でした。実際、サロンメンバーにも何度もお話したことがあるパターンの馬です。大阪杯もジャックドールは危険パターンで、アリーヴォは「 亀谷敬正の競馬血統辞典」買いパターン該当馬。パターンとしてしっかり抽出していればよかった、と後悔しているので、今後は抽出してメンバーの皆さんと共有するようにします。
なお、ジャックドールのような危険パターン該当馬が出ているレースで、「亀谷敬正の競馬血統辞典」の買いパターン該当馬は昨年以降の単勝回収率140%。1~5人気限定でも122%。レース期待値が高いからです。
そういえば、大阪杯同日の中山6Rも同様の危険パターンの馬が出走。買いパターン該当のブリンディジが2着でした。無意識に亀SPに推奨していたレースです。
そのパターンとは、
2022/04/06 (水)