▼先週のトピックス
・小倉芝1200mはキングマンボ&短縮バイアスでどれだけ儲けるか? のゲーム
・スマート出馬表を見て、一瞬で強烈なバイアスを見抜く
・レース選びに満足して、馬券に後悔したレース
▼小倉芝1200mはキングマンボ&短縮バイアスでどれだけ儲けるか? のゲーム
1月29日(日)小倉11R・巌流島ステークス(芝1200m)は★→▲→◎で本線的中。サロンメンバーの1人気も8人気で3着のグランレイ。
前週までの小倉芝1200mは「短縮&父か母父キングマンボ系」が走りやすいバイアス。1月22日に同コースで行われた小倉6Rを10人気で勝ったカミーロ、1月15日の小倉最終Rで13人気ながら2着に突っ込んできたバトルシャイニングはいずれも父がキングマンボ系の短縮馬。どちらも馬体重は480キロを超える大型馬。
そして、1月29日の小倉11R・巌流島ステークスで「短縮&父か母父キングマンボ系」の馬はグランレイのみ。馬体重も478キロで上記の傾向とも合っていました。このバイアスはサロンメンバーに共有していたので、多くのメンバーが自信を持って勝負したわけです。
▼スマート出馬表を見て、一瞬で強烈なバイアスを見抜く
同日の中京2Rもバイアスがわかりやすく、かつバイアス該当馬が絞りやすかったレース。◎のマルベリーシチー(4人気)が1着。○のマルモルミエール(6人気)が3着。
勝ち馬はサトノアラジン産駒。2、3着にはエイシンヒカリ産駒のネイロン(1人気)、マルモルミエールが入り、いずれもディープインパクト×ストームキャットで配合された種牡馬の産駒による1~3着。
このレースに出走の父ディープ系は4頭。そのうち3頭での決着となり、3連複は7210円、3連単は30,500円。
血統よりもわかりやすかったバイアスが、位置取りのバイアス。このレースで近2走以内に逃げ経験があったのはマルベリーシチーのみで、テンP15該当馬もこの馬のみ。テンP30該当馬はマルモルミエールのみ。
▲1月29日(日)中京2Rのスマート出馬表「評価順位」
これだけテンP15、30の該当馬が少ないと、馬場がフラットであってもテンP15か30の馬が有利。さらにこの日の馬場はテンP15、30がより走りやすい馬場。
「バイアス有利の該当馬が少ないレースこそ狙い目」の原則を満たすレースでした。
また、マルベリーシチーは芝からダート替わりで、さらに距離延長歓迎のサトノアラジン産駒の牡馬。マルモルミエールの父エイシンヒカリも牡馬はダート馬が出やすく、外枠替わりなら先行策も期待できる馬。
近走以上に走る可能性が高いことは血統でわかること。それがオッズにあまり織り込まれていないことも期待値が有利なレースでした。
▼レース選びに満足して、馬券に後悔したレース
個人的には詰めの甘さを反省するとともに、「こういうレースだけ選んでいればトータルではまず負けない」と証明できたのは1月28日(土)の中京6R。単勝2.1倍の1人気に支持されたセラドナイトを消し指定。順当に馬券圏外に敗れました。
いつも言っていますが、人気薄で穴を出すパターン以上に馬券で勝つために有効なのは、人気馬が飛ぶパターンを知っておくこと。
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亀谷敬正
血統馬券予想理論「血統ビーム」の提唱者で、ブラッドバイアス、大系統、小系統などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在も競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。2019年には世界初となるリアル競馬サロン「亀谷競馬サロン」を開設。