▼先週のトピックス
・先週も面白いレースは選べたものの…
・新潟千直で内枠を買って儲けるノウハウ
・日曜最終もスマート出馬表と亀AIを活用して大幅プラスで締める
▼先週も面白いレースは選べたものの…
「亀谷競馬サロン」では馬券ゲームをスポーツフィッシングや砂金探しゲームのように楽しんでいます(漁師の釣った魚を市場で買う=投資信託のような馬券ゲームをしたい方は他のサービスを探してください)。
「亀谷競馬サロン」は、それなりの精度の魚群探知機や金鉱を発掘する機材、知見を共有しているようなもの。ゲームの技術を語り合うリアルサロンも用意しています。
魚釣りゲームをするにしても、魚群探知機も使わず、魚がいるともわからない沖で、孤独に釣り竿を垂れているだけではつまらないでしょう。砂金のない河川でザルをスクっていてもつまらないですよね(笑)。先週の「亀谷競馬サロン」も魚群、金塊の在処に辿りついていたレースは多かったのではないでしょうか?
レースを選ばずに馬券を買う場合、50%以上のレースで推定人気順位(※)3人気以内の馬が複数馬券圏内に走ります。しかし「亀SP」ではレースを選ぶため、推定人気順位3位以内の馬が複数馬券圏内に走る確率は41%にまで下降します(当日の人気順位で検証しないのは、確定人気は最後までわからないことや、推定人気は低くとも、確定人気を高くしてしまうケースも多いため)。
(※)専門紙の印、各ファクターのオッズ傾向を分析してコンピュータで自動出力されております。なお、推定人気順位と当日の人気順位が±1以内の確率は90%以上です(「掲載コンテンツ用語集/スマート出馬表」より)。
先週も「亀SP」対象レースは9鞍。このうち約20%の2レースしか推定3人気以内では決着しませんでした。
7月30日(日)の札幌3R(ダ1700m)は、1着クリノグローリー(9人気)、2着ニシノシャイニング(8人気)、3着同着メイショウシナノ(3人気)、オリンポスカズマ(4人気)。払い戻しは、単勝2980円、馬連24,470円、馬単47,140円、3連複28,640円、24,010円、3連単258,640円、175,850円。
「近2走ともに湿った馬場での好走。使い詰めで上昇は見込めず、過剰人気」と判断した1人気スパークルスカイは12着。
7月30日(日)の新潟3R(芝2200m)は、1着ファミリーラヴ(5人気)、2着バレーオブファイア(7人気)、3着ボンフェット(13人気)。払い戻しは、単勝860円、馬連6700円、馬単10,070円、3連複298,040円、3連単1,347,600円。
痛恨は7月29日(土)の札幌11R・STV賞。1着は推定1人気のサンストックトンも、他の推定5人気以内は全滅。このレースの「亀SP」推奨馬は推定15人気(実際は14人気)のプラチナトレジャー。無念のクビ差4着。これが3着ではなかったために、結果的には週単位の推奨馬成績は悲惨なものになりました。これが馬券ゲームの怖さであり、面白さ、と割り切るしかないとも思っています。
先週も似たようなことを書きましたが、高配当が出そうなレースを選ばないほうが成績は安定します。何も考えずに「亀AI」の評価A、かつ予測複勝的中率45%以上の馬を推奨し続ければ、今年も単勝回収率120%、複勝回収率109%を記録しています。この抽出は機械で一瞬で終わらせるので大変楽なのですが(笑)、それでも5連敗以上(最大7連敗)をすることが今年も5回ありました。
馬券ゲームはそこまでは簡単ではないです。どうせ馬券ゲームに連敗がつきものだったら、推奨馬の連敗率は高くとも、レース期待値が高いレースをなるべく推奨しようと思っています。何より、予測的中率の高い馬が走りやすいレースを推奨しまくるのは、「楽しさの共有につながるのだろうか?」という疑問があります。
ただ、これはあくまで主観のこだわり。『予測的中率45%以上の「亀AI」評価Aの該当馬が出ているレースこそが金脈だ! マグロの魚群だ!』という方がいましたら、ぜひ声を大にしてお声がけくださいませ。そのツールを亀谷競馬サロン・プレミアムコースのメンバーには、すでに公開、共有済みなのですが、予測的中率が高い馬のニーズが高いようでしたら、「亀SP」もそれにすればいいので作業は楽です(笑)。
もっとも、“今となっては”、予測的中率45%以上の「亀AI」評価Aを出すのは楽ですが、「予測的中率45%以上の亀AI評価A」を作るのにも膨大な時間とコストがかかっていました。作ってしまえば、当時の労力は忘れてしまうものです。
改めて「予測的中率45%以上の亀AI評価A」を作った当時を思い返すと、現状の競馬分析のためのAIはヒトの知見と情熱を必要とするのだとボクは思います(技術を開示する人が少ないので他の人はあまり知りません)。
ただし、競馬分析のAIも、その性質上、ヒトの知見や情熱が必要とされない要素はより増えてくるとも予想します。それでも「競馬を分析するためのAIに、ヒトだけが発見できる要素は完全になくならない」。この予想は当たる、と確信しています。仮にハズレるとしても、なぜそうなったのか? を生きている間に見届けたいものです。
▼新潟千直で内枠を買って儲けるノウハウ
終わってみれば(涙)、面白かったレースがアイビスサマーダッシュ。内枠だったために人気薄だったオールアットワンス、ロードベイリーフが1、3着。
前日の『亀メモ』(亀谷競馬サロン・レギュラーコースにて公開)では、以下のように記しました。
※今日の亀メモ/7月29日(土)
オールアットワンス、ロードベイリーフはいずれもディープインパクトを持つ馬。そして鞍上はどちらもTAROさん命名の「カニ歩き」をできる&知っている騎手。道中はほぼ同じポジションを取りました。
▼参考記事
【第82回】本当は教えたくない直線競馬で買える騎手&NHKマイルC展望/TAROのジョッキーズファイル
ただし、このポジションを取ったからといってすべての馬が伸びてくるわけではありません。伸びるトップスピードを強化できるディープインパクトの血を持つことによって、好走確率はアップするのです。
もうひとつ、コツがありました。
2023/08/02 (水)
先週の亀レビュー(7/29~7/30)/亀谷敬正のレース回顧
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亀谷敬正
血統馬券予想理論「血統ビーム」の提唱者で、ブラッドバイアス、大系統、小系統などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在も競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。2019年には世界初となるリアル競馬サロン「亀谷競馬サロン」を開設。