亀谷敬正自身が先週のレースや予想などを振り返る「先週の亀レビュー」。競馬の構造理解や次週以降のヒントなどが満載です。ぜひご一読ください!
▼先週のトピックス
・大阪杯とドバイのマジックについて
・穴馬券、本線的中連発の中山ダート1200mのコツ
大阪杯とドバイのマジックについて
大阪杯は◎ベラジオオペラが優勝。2着ローシャムパークとともに、父と母父はハービンジャーとキングマンボ系の組み合わせ。
3着ルージュエヴァイユもハービンジャー同様、ディンヒルの影響が強い馬。昨年同レース3着のダノンザキッドと同じジャスタウェイ産駒。改めて血統バイアスの影響が強く出たレースでした。
▲2024年大阪杯結果(スマート出馬表)
前日夜のドバイワールドカップデーは、本命馬が2頭馬券圏内も、相手選びも含めて詰めの甘い予想でした。
印象に残ったのは、1200mで行われたゴールデンシャヒーン。前走までのパフォーマンスが発揮しにくいレースのため、荒れるであろうことまでは予想できたのですが、恵まれるタイプをうまく見抜くことができませんでした。
ただ、根本的な競馬の仕組みは日本の競馬も海外の競馬も共通。タイプ分けの方法は国によって異なりますが、根本的な分析方法は大差がありません。
あ! ドバイならではの違いが1つありました。今年はサッカーでいうところの「中東の笛」みたいな要素がエグかったです(詳細は無料でも読めてしまうここでは書けませんが)。
「中東の笛」を警戒するのも予想ですから、そこは反省して、次の予想に活かします。残念なのは、ドバイのダート1200mの馬券を買うまではあと1年以上は待つことです(笑)。
穴馬券、本線的中連発の中山ダート1200mのコツ
ドバイのダート1200mは来年まで買えませんが、今週末は中山ダート1200mの古馬混合戦が3鞍行われます。そして2月以降(2回中山、3回中山)の中山ダート1200m古馬混合戦は、超強烈なバイアスが発生しています。
このバイアスを活用して、中山ダート1200mでは本線的中や人気薄激走馬(正確には推定人気は低い激走馬)を量産できています。