ピースオブエイトなど7月10日(土)～11日(日)デビュー馬評価/競馬オタク・坂上明大の新馬戦チェック！

当コラムでは、YouTubeチャンネル『競馬オタク』を中心に活動されている坂上明大氏による、週末に行われた新馬戦の振り返り、ならびに勝ち馬の評価を連載いたします。

▼7/10(土) 小倉5R 1200m
勝ち馬：サイード

ベルカント(14年フィリーズレビュー)やイベリス(19年アーリントンC、21年京都牝馬S)の半弟。本きょうだいは母からスピードと激しい気性をよく受け継いでおり、本馬も芝1200mの新馬戦を制した。ただ、初戦を見る限りでは兄姉よりも落ち着きがあり、この程度なら1600mまでこなせそうだ。勝ち時計は平均的、かつ着差も僅かだったが、まだまだ余力を感じられる勝ちっぷりであった。

【評価：C】


▼7/10(土) 福島5R 1800m
勝ち馬：オンリーオピニオン

内枠からハナを切り、前半1000m63.9のマイペース。内有利のトラックバイアスも味方しており、展開に恵まれた感は否めない。ただ、上がり3Fは12.1-12.1-11.9程度と加速ラップで走破しており、初戦は他馬に力差を見せつける勝ちっぷりであった。ディープインパクトとフレンチデピュティの相性の良さは有名であり、キズナの場合はStorm BirdとVice Regentにより北米的パワーが強調される形。代表産駒であるダディーズビビッド(21年橘S)同様に筋骨隆々の馬体であり、マイル前後で先行力とパワーを活かす競馬がベターだろう。

【評価：B】