YouTubeチャンネル『競馬オタク』を中心に活動されている坂上明大氏による、週末に行われた新馬戦の振り返り、ならびに勝ち馬の評価を連載する『競馬オタク・坂上明大の新馬戦チェック!』。
今年度の新馬戦が終了しましたので、2023年の新馬戦開始までは、先週行われた注目の3歳戦回顧をお届けいたします。
▼今回取り上げたレース
・4/8(土) 中山11R ニュージーランドT
・4/9(日) 阪神09R 忘れな草賞
・4/9(日) 阪神11R 桜花賞
▼4/8(土) 中山11R ニュージーランドT(芝1600m)
勝ち馬:エエヤン
ドルチェモアが軽快に飛ばして、前後半3F35.0-36.0の前傾1.0秒。外伸びのトラックバイアスも影響して、後方待機勢にも十分にチャンスのある展開となった。
エエヤンは好位のインで折り合いに苦労し、4角では抑え切れずに先頭に並び掛ける形。前々で運んでの押し切り勝ちは高く評価できる一方、気性面のコントロールが今後の課題となりそうだ。
ウンブライルは外差しの形でうまく流れに乗ったが、綺麗なストライド走法だけに東京ではさらに高いパフォーマンスが期待できる。
モリアーナはさらに馬体を減らして気配ひと息。終始外に張り気味でもあり、現状は左回りのほうがスムーズか。
ドルチェモアは前哨戦仕上げ、かつ強気の逃げではあったが、あまりにもあっさりと脱落。朝日杯FS組のレベル感に改めて疑問符がつく結果となった。
【評価:B】
▼4/9(日) 阪神9R 忘れな草賞(芝2000m)
勝ち馬:グランベルナデット