YouTubeチャンネル『競馬オタク』でお馴染みの坂上明大氏による南関東4競馬場の重賞予想です。血統を絡めた過去の好走馬考察に加え、最終的な予想印、本命馬の根拠をレース前日に披露いたします。
今回の対象レースは11/12(火)の川崎・ローレル賞。発走時刻は20時10分です。
~2歳重賞は北海道所属馬&出身馬~
1~3着馬にはSI・東京2歳優駿牝馬への優先出走権が付与される2歳牝馬限定SII・ローレル賞。北海道所属馬、北海道出身馬が強い点はここ2週の2歳重賞(平和賞、ハイセイコー記念)と同じで、昨年は唯一の北海道所属馬アメリアハートが3番人気2着、北海道所属馬の参戦がなかった一昨年は北海道出身馬エイシンレアが6番人気3着と穴をあけています。
◆北海道所属馬
2015年1着モダンウーマン(2番人気)
2015年3着マックスガーデン(3番人気)
2016年1着アップトゥユー(3番人気)
2017年3着ストロングハート(1番人気)
2018年3着パレスラブリー(6番人気)
2020年2着セカイノホシ(6番人気)
2021年1着スティールルージュ(4番人気)
2023年2着アメリアハート(3番人気)
◆北海道出身馬
2017年2着ハタノサンドリヨン(5番人気)
2018年1着アークヴィグラス(2番人気)
2019年1着ブロンディーヴァ(1番人気)
2022年3着エイシンレア(6番人気)
~フォーティナイナーのダッシュ力~
コーナー角のキツい川崎ダ1400~1600mでは機動力に優れたRobertoの血が大活躍。ただ、Roberto系種牡馬にはコルトサイアーも多いため、牝馬限定のローレル賞では他の川崎重賞よりもRoberto内包馬の好走数は少ない傾向にあります。
それに対して、ローレル賞で好走が目立つのがフォーティナイナー。直近2年は該当馬が少なく好走がありませんが、2021年までは毎年好走馬を出しているダートの名血です。本血脈のダッシュ力は先行有利になりやすい川崎のコースレイアウトとも合っており、格の面でも適性の面でも注目の血統といえるでしょう。
◆フォーティナイナー
2014年2着ゼッタイリョウイキ:父フォーティナイナーズサン
2015年2着モダンウーマン:父サウスヴィグラス
2016年1着アップトゥユー:父サウスヴィグラス
2016年3着スターインパルス:父サウスヴィグラス
2017年3着ストロングハート:父サウスヴィグラス
2018年1着アークヴィグラス:父サウスヴィグラス
2019年2着ルイドフィーネ:父サウスヴィグラス
2020年1着ケラススヴィア:父サウスヴィグラス
2020年3着ナジャ:父サウスヴィグラス
2021年2着プラチナプライド:母父スウェプトオーヴァーボード
2021年3着ジョーストーリー:母父エンドスウィープ
~牝馬限定戦のNureyev≒Sadler's Wells~
その他では、Nureyev≒Sadler's Wells=Fairy Kingも牝馬限定戦での注目血統。特に母方に持つFair Trialの血は川崎競馬場とも相性が良く、LyphardやDanzig、Blushing Groom、ネオユニヴァースなどのFair Trial内包種牡馬もローレル賞では注目の血統です。
◆Nureyev≒Sadler's Wells=Fairy King
2014年1着ララベル:父ゴールドアリュール
2015年2着スアデラ:父ゴールドアリュール
2016年2着イクノチャン:母父ゴールドアリュール
2016年3着スターインパルス:母父エリシオ
2017年1着ゴールドパテック:父ゴールドアリュール
2018年3着パレスラブリー:Nureyev≒Sadler's Wellsの5×4
2019年1着ブロンディーヴァ:父スマートファルコン
2019年3着ミナミン:父スピルバーグ
2021年3着ジョーストーリー:父エスポワールシチー
2022年1着マカゼ:Nureyevの4×4
2022年2着サーフズアップ:母父ゴールドアリュール
2022年3着エイシンレア:Monevassia=Kingmamboの3×3
【ローレル賞の最終見解】