競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「今週から開幕する福島の芝コース」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
中央競馬は上半期の競馬が終わり、今週から福島、小倉開催が始まって、夏競馬が本格的に始まります。毎年思いますが、時が過ぎるのは本当に早いです。
夏競馬を好調にさせるためにも馬場チェックは重要。今回は日曜日にラジオNIKKEI賞が組まれている福島芝コースについてお伝えします。
春の福島開催が4月26日に終了。例年通り、春開催後に競走により傷んだ3~4コーナーにかけての内柵沿いを中心に、約2300㎡の芝張替を実施(使用された芝はエクイターフです)。その後、肥料散布、散水、芝刈りなどの管理作業が行われています。
馬場担当者に取材したところ、「6月上旬の気温、日照条件が悪く、成長がやや鈍化しましたが、5月までの貯金もあり、おおむね良好な状態です」と話していました。
「5月までの貯金」は何を意味しているのかというと、今年春の福島開催の3週間(4月11日~4月26日)は開催日にまったく雨が降らず、芝ダートともに良だったんですよ。雨が降らない中で競馬を行ったことで、春の福島開催は比較的、良い状態を保って終了していました。
つまり、春開催にあまり傷まなかったことによる貯金があった、というわけです。
また、例年同様に開幕前、芝コースへのエアレーション作業も実施されています。馬場担当者は、「1回開催後、コース全面にバーチドレンによるエアレーション作業を実施しました」と話していました。時期は昨年とほぼ同頃に行われています。
ただし、バーチドレンのタイン(馬場に穴を開ける棒のようなもの)が昨年の24ミリに比べ、今年は14ミリとなり、細くなりました。
