YouTubeチャンネル『競馬オタク』でお馴染みの坂上明大氏による南関東4競馬場の重賞予想です。血統を絡めた過去の好走馬考察に加え、最終的な予想印、本命馬の根拠をレース前日に披露いたします。
今回の対象レースは11/27(水)の船橋・船橋記念。発走時刻は20時05分です。
~1000m以下に強いピュアスプリンターに注目!~
2023年度から11月に開催時期が変わったSIII・船橋記念。川崎スパーキングスプリント(川崎ダ900m)に次ぐ、南関重賞で2番目に短い1000m戦です。
川崎競馬場と違い、レース展開に左右されにくい船橋競馬場のため、この特殊条件に強い馬が何度も好走しやすいのが本レースの特徴で、2012~2015年と4連覇したナイキマドリードを筆頭に、アピア、キャンドルグラス、キモンルビーが複数回勝利。開催時期は変わりましたが、リピーターや1000m以下に強いピュアスプリンターに注目したいレースです。
◆複数回好走馬
ナイキマドリード:2012~2015年1着
アピア:2018~2019年1着
キャンドルグラス:2020~2021年1着
カプリフレイバー:2021年3着、2022年2着
キモンルビー:2022年1着、2023年(1月)2着、2023年(11月)1着
ティアラフォーカス:2023年(1月)1着、2023年(11月)3着
~サウスヴィグラスが大活躍!~
血統面では、ダートの短距離戦らしくサウスヴィグラスなど北米スピード血統の活躍が目立ちます。生産段階からダート短距離馬をつくろうとする日本の生産者は非常に少ないため、サンデーサイレンス系の層の厚さには敵わないのが日本のダート短距離路線の現状。
そのため、船橋記念でもサンデーサイレンス持ちの好走馬は多いですが、フォーティナイナーやStorm Cat、Deputy Minister、ノーザンテーストなどの北米血統からのスピード強化が重要であることは間違いありません。
◆サウスヴィグラス
2014年3着リコーシルエット:父サウスヴィグラス
2016年3着ワールドエンド:父サウスヴィグラス
2017年3着ムービングライト:父サウスヴィグラス
2018年3着モダンウーマン:父サウスヴィグラス
2020年1着キャンドルグラス:父サウスヴィグラス
2020年3着ストロングハート:父サウスヴィグラス
2021年1着キャンドルグラス:父サウスヴィグラス
2021年3着カプリフレイバー:父サウスヴィグラス
2022年1着キモンルビー:母父サウスヴィグラス
2022年2着カプリフレイバー:父サウスヴィグラス
2023年(1月)2着キモンルビー:母父サウスヴィグラス
2023年(11月)1着キモンルビー:母父サウスヴィグラス
【船橋記念の最終見解】