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競馬オタク・坂上明大の南関競馬予想
2025/09/09 (火)

戸塚記念/競馬オタク・坂上明大の南関競馬予想

YouTubeチャンネル『競馬オタク』でお馴染みの坂上明大氏による南関東4競馬場の重賞予想です。血統を絡めた過去の好走馬考察に加え、最終的な予想印、本命馬の根拠をレース前日に披露いたします。

今回の対象レースは9/10(水)の川崎・戸塚記念。発走時刻は20時10分です。



~内枠有利の長距離戦~

2018年にSI競走に格上げされ、南関東所属馬の秋の目標レースに設定されることが多い戸塚記念。ただ、ジャパンダートクラシック(旧ジャパンダートダービー)が10月に時期変更された2024年からは、同レースへの南関勢のステップレースとしても注目の一戦となっています。

注目は枠順傾向。過去10年の勝利馬10頭中5頭は1~3枠の内枠発走で、人気薄好走馬も多数輩出。川崎記念やエンプレス杯、関東オークスのような地方交流重賞では馬群がバラけやすいため極端な枠順バイアスは発生しにくいですが、戸塚記念や報知オールスターCでは内枠有利の傾向が強く、特に川崎競馬の勝ちポジションである好位のインにつけられるような先行馬には要注目の舞台です。


~川崎ダ2100mはスタミナと機動力が重要!~

南関東競馬の世代限定重賞(牝馬限定を除く)では最長距離であるダ2100m戦の戸塚記念。大レースの多い大井ダ2000mとは100mの差しかありませんが、3ターンの川崎ダ2100mとはレース質が大きく異なり、南関東所属馬にとっては特殊条件といえる舞台であることは間違いありません。

ただ、川崎ダ2100mの特殊性は距離だけでなく、道中の加減速が激しい点も他場にはない大きな特徴。これは、急カーブの川崎競馬場ではコーナーごとに減速が求められるため、直線を向くたびにポジション争いが激しくなることが理由と考えられます。そのため、単純なスタミナ勝負というわけではなく、出入りの激しい競馬に対応できる機動力も強く求められるのが戸塚記念といえるでしょうか。

血統面ではNureyev≒Sadler's Wells(≒Number)が大活躍。Nureyev≒Sadler's Wellsはヨーロッパの主流血統であり、特にSadler's WellsはGalileo→Frankelのラインを中心に現在のヨーロッパ競馬を牽引する一大父系です。

この2頭はNantallahのパワー、Forliの機動力、Mahmoud≒Mumtaz Begumのスピード、Hyperionのスタミナなど弱点の少ないオールラウンド種牡馬ですが、Royal Charger系やNasrullah系の日本の主流種牡馬との比較では瞬発力に劣るため、日本ではパワーや機動力、スタミナなどが表面化することが多い傾向にあります。

そして、この特徴はスタミナと機動力が求められる戸塚記念にはピッタリで、過去5年の3着内馬15頭中11頭が同血脈を内包しています。

◆Nureyev≒Sadler's Wells etc.
2020年1着ティーズダンク:Nureyevの4×5・4

2020年2着ファルコンウィング:母Number≒Nureyevの2×4

2020年3着ウタマロ:父アイルハヴアナザー

2021年1着セイカメテオポリス:母母父Tobougg

2021年3着ジョエル:父トーセンブライト

2022年1着スピーディキック:Nureyevの5×4

2022年3着デルマアズラエル:母母母父エルコンドルパサー

2023年1着ヒーローコール:父ホッコータルマエ

2023年3着タイガーチャージ:父ミッキーロケット

2024年1着サントノーレ:父エピカリス

2024年3着マコトロクサノホコ:父トゥザグローリー


【戸塚記念の最終見解】

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坂上明大 近影

坂上明大

1992年生まれ、岐阜県出身。元競馬専門紙トラックマン(栗東)。2019年より競馬情報誌サラブレにて「種牡馬のトリセツ」、「新馬戦勝ち馬全頭Check!」などの連載をスタートさせ、生駒永観氏と共同執筆で『血統のトリセツ』(KADOKAWA)を上梓。2023年11月には本島修司氏との共同執筆で『競馬の最高戦略書 予想生産性を上げる人の取捨選択の技術』(主婦の友社)を出版。現在はYouTubeチャンネル『競馬オタク』を中心に活動し、パドック解説や番組出演、映像制作、Webメディアでの連載もこなす。

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