─最近の的中馬券を教えてもらえないでしょうか。
双馬) では、『競馬放送局』で公開した5月30日の東京9R・薫風Sにしましょう。3連単配当は18万2740円で、公開した予想では以下のような印を打ちました。
【5/30(日) 東京9R 双馬の印】
◎12.メイショウハリオ
○4.ファイアランス
▲6.ゼノヴァース
△9.マッスルビーチ
×14.ワンダーマンボ
─予想のスタートは、やはり危険な人気馬ですか?
双馬) そうですね。1番人気のコラルノクターンが2枠3番を引いて危ないと思っていました。コラルノクターンの戦績を見ると、ずっと馬券圏内に好走していて安定感があるように見えるんですけど、実はほとんど馬群に揉まれたことがないからなんですよ。
一度だけ飛んだのがデビュー3戦目で、15頭立ての2番枠に入ったときです。それ以外のレースは外枠か、内枠になってもうまく外に出せたか、逃げたかでした。2走前に勝った東京ダ1600mも3角3番手になっていますけど、逃げた馬がフラフラして内がずっと空いていたので、奇跡的にほとんど砂をかぶっていなかったんですよ。
─今回の枠だとコラルノクターンは逃げるしかないってことですよね?
双馬) でも、それはないと思いました。コラルノクターンは引っかかる馬なので、福永騎手ならテンから押していかないだろうと。押したら押したで引っかかるし、このメンバーだとハイペースになって潰れるリスクもある。それに次走で制御がきかなくなるのも避けたいでしょうから、出たなりで行くしか手がないんです。となると、隣のゲートにテンが速いファイアランスがいますからね。揉まれる可能性が高いと予想できます。
─実際に3番手追走で15着に負けました。
双馬) アメリカ血統の馬はスムーズな競馬をしたときに強いんですけど、気分良く走れないと脆いんですよ。アメリカンファラオ産駒なんて特にそうですよね。新馬や未勝利戦で楽なレースをして勝って、クラスが上がって苦しいレースをして負けて、また楽なレースをして走るというのが基本的なパターンです。
─本命のメイショウハリオはどのように選んだんですか?
【第6回】揉まれ弱いアメリカ血統馬を内枠で消す/双馬毅の“ローテ×血統”錬金術
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双馬毅
2008年春から某キャッシングの5万円を原資に馬券生活をスタート。今井雅宏、亀谷敬正の熱心な読者でもあり、「彼らの理論を読めば、年に2000万は楽に勝てる」を実証した人物でもある。ここ数年は1000万単位で勝つ年もザラとなっている。サイト『競馬放送局』にて週末の勝負予想を公開中。