双馬) 今回はアメリカンペイトリオットのクセについてお話ししたいと思います。
─先週のビッグアーサーに続き、こちらも昨年の新種牡馬なので、ちょうど1年経過したタイミングになりますね。
双馬) 昨年の2歳戦診断のときに自分は「名前にアメリカンとつくけど、ダート馬ではなく芝馬」と言いました。馬体を見ても、つなぎが軽くて完全に芝馬なんですよ。
─確かに「アメリカン」と言われるとダートのイメージが強いですよね。
双馬) アメリカ競馬の主役はダートで、芝は一枚、いや二枚、三枚落ちですから。
─アメリカンペイトリオットは現役時代にメイカーズ46マイルSという芝GIを勝っていますが、産駒成績を見ると、今のところ芝が13勝、ダートが14勝ですよ(※データは7月17日終了時点)。
双馬) どっちつかずの成績になっているんです。こうなった一番の要因は、適性を勘違いされて、芝馬なのにダート馬だと思われて種付けされたことだと思っています。そもそもアメリカの芝で活躍した馬が日本で種牡馬として成功した前例がないので、他のダート実績馬と同じように扱われているんでしょう。
それが顕著に出ているのが、「ダーレー・ジャパン・ファーム生産馬以外 クラス別成績」です。芝血統のはずなのに芝で勝ち上がる馬が少ないんです。いかにダート向きの牝馬につけられたかという表れです。芝馬だと思って配合されていたら、さすがにこの成績にはならないと思います。
一方で、ダート未勝利の成績は良いですよね。でも、1勝クラスに上がるとダートでは通用しなくなります。逆に、芝で勝ち上がれるような突き抜けた能力のある馬は上のクラスでも十分に通用しているんですよ。
─数少ない芝で勝ち上がれる馬は、アメリカンペイトリオットの良さを受け継いでいるということですね。ダーレー生産の産駒だとどうなるんですか?
2022/07/27 (水)
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双馬毅
2008年春から某キャッシングの5万円を原資に馬券生活をスタート。今井雅宏、亀谷敬正の熱心な読者でもあり、「彼らの理論を読めば、年に2000万は楽に勝てる」を実証した人物でもある。ここ数年は1000万単位で勝つ年もザラとなっている。サイト『競馬放送局』にて週末の勝負予想を公開中。
