プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回は「クセ強レース5選」をお届けします。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
双馬: 今回は3月18日~4月8日に行われたレースのなかでクセが強かったレースを紹介しようと思います。天皇賞春、NHKマイルC、ヴィクトリアマイルにもつながるレースなので、これを押さえておくと危険な人気馬や穴をあけそうな馬が見えてきます。
──では、ひとつずつ解説をお願いします。
(1)ファルコンS(中京芝1400m重)
内有利で、外を回した馬が不利を受けたレース
双馬: このレースは1~3着が6番、2番、4番の馬だったように、内枠にいなければどうにもならないレースでした。不利を受けたのは4着ミルトクレイモー(10番)、8着スプレモフレイバー(13番)、10着サトノグレイト(12番)、13着ハチメンロッピ(14番)です。
レースレベルは低いので、これらの馬が重賞で通用するかどうかはわかりませんけど、1200m重賞やオープン特別では狙えると思います。
特に、ミルトクレイモーは能力がある馬なので、短縮の1200mだったら走ると思います。
スプレモフレイバーは良馬場向きの血統構成なので重馬場も堪えました。2回連続道悪で凡走しているので、次走で人気にならなかったら狙い目です。
(2)阪神大賞典(阪神芝3000m良)
長距離らしくない瞬発力勝負になったレース