プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回は「クセ強レース特別編」として札幌記念を振り返ります。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
双馬: 今回は先日行われた札幌記念について話したいと思います。有力視されたジャックドール、ダノンベルーガ、シャフリヤールが馬券圏外になったことで波乱となりましたが、結果的に秋のG1につながる重要な一戦になったと思います。
──ここで恵まれた馬、不利を受けた馬を覚えておけば秋のG1で役立つということですね。よろしくお願いします。
双馬: 『競馬放送局』で公開した予想では以下のような印を打ちました。
【8/20(日) 札幌11R 双馬の印】
◎13.プログノーシス
○1.ソーヴァリアント
▲11.ラーグルフ
△14.イズジョーノキセキ
×8.マテンロウレオ
双馬: まず出走メンバーを見た段階で面白そうだなと思いました。なぜかと言うとジャックドールとダノンベルーガが人気になっていたからです。
ジャックドールは安田記念の後の延長ローテでした。デビューから大阪杯までずっと2000mを使っていた馬ですから、今回初めて延長ローテを経験することになります。延長ローテが得意な馬ではないのでかなりツラかったと思います。
──初めての延長ローテなのに、なぜ得意じゃないと判断できたんですか?