プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回のテーマは「8月17日~8月25日の期間で特にクセが強かったレース5選」です。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
今回は8月17日~8月25日の期間で特にクセが強かったレースを5つ紹介したいと思います。
(1)CBC賞
8月18日 中京芝1200m 良
完全な内前有利で次走以降の穴馬多数
このレースは分かりやすく内前有利でした。テン3F33秒6というのはこの馬場を考えるとかなり遅いペースで、上がり3Fも逃げたグランテストが34秒0、3番手追走のドロップオブライトが33秒6ですからドスローです。
これだと後ろにいた馬や外を通った馬はどうにもなりません。ジャスティンスカイ、カンチェンジュンガ、キタノエクスプレス、スコールユニバンス、ブーケファロス、バースクライ、カリボール、ショウナンハクラク、アグリと、次走以降で穴をあけそうな馬が多数いるので、覚えておきたいですね。
特にキタノエクスプレスはハイペースでここまで勝ち上がってきた馬なので、スローペースはさすがにツラいですよね。あと、ブーケファロスも能力は全然足りるので、良い穴馬になりそうです。逆に、ここを好走した馬は信頼できないので、次走で人気していたら疑った方が良いでしょう。
(2)知床特別
8月18日 札幌芝1200m 良
外差し決着で先行馬の巻き返しに注意!
1枠1番のシカゴスティングが勝っているから分かりづらいんですけど、この日は外伸び馬場でした。シカゴスティングは外に出して差してきています。
内にいたミズノコキュウ、エリカカリーナ、グランツベリー、パルプフィクションはかなり不利を受けています(※グランツベリーは次走連闘で僅差の5着)。そのなかでも一番狙えるのはエリカカリーナだと思います。ノーザンファーム生産のミッキーアイル産駒なので、いきなりペースが速くなるのは良くないタイプですから、ペースが緩めば巻き返すんじゃないでしょうか。
2番手追走で3着に粘ったカピリナは能力が高い可能性があります。芝1200mに路線変更していきなり勝つような血統じゃないのに、ここまで走れているので、規格外なのかもしれません。
(3)瀬戸S
8月24日 中京ダ1900m 良