プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回のテーマは「ジャパンCの展望」です。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
──今回はジャパンCの展望をお願いします。マイルCSのチャリンに続いて、ヨーロッパからビッグネームが参戦しますね。
双馬:メンバー的に面白そうですね。魅力的な穴馬もいるので馬券的にも楽しみです。
──では、いつものように有力馬の評価からお願いします。おそらく1番人気はドウデュースです。
双馬:天皇賞・秋の展望でも言いましたけど、ドウデュースは高速馬場と短縮ローテが向いているので、天皇賞・秋の馬場とローテはピッタリでした。ただ、展開は不利だったので、決して恵まれたわけではありません。むしろ、あれで勝ち切ったのは能力が違ったという印象です。
1000m通過59秒9というのは、当時の馬場を考えたらドスローです。前にいたタスティエーラが上がり33秒4の脚を使える流れを上がり32秒5を使って13番手から差し切るというのは、能力差以外の何物でもありません。
今回は延長ローテになりますけど、延長でも有馬記念を勝っていますし、前走不利だったことを考えてもそれほどマイナスにはなりません。良馬場であれば、人気馬のなかでは一番信頼できると思います。
──3歳牝馬チェルヴィニアも人気しそうですね。