プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回のテーマは「分類すればとても分かりやすい! アドマイヤマーズの凄いクセ」です。
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双馬:今回はアドマイヤマーズのクセについて解説したいと思います。昨年の夏にアドマイヤマーズは良い種牡馬なんじゃないかと話していたと思いますが、実際に2025年1月19日までの成績を見ても、勝率15.8%、複勝率33.1%、複勝回収率110%ですから優秀ですよね。
──サートゥルナーリア産駒の複勝率が29.5%ですから、それと比較してもよく走っていますね。
双馬:アドマイヤマーズの何が凄いかと言うと、ノーザンファーム生産馬以外でも走っているんです。
ノーザンファーム生産馬は走るけど、それ以外は走らないというのはよくあるパターンなんですけど、それって繁殖牝馬の力で走っているので、種牡馬にどれくらい力があるか分からないんです。
アドマイヤマーズはノーザンファーム生産馬とそれ以外の成績が大差ないですから、種牡馬としての力があると推測できます。
──たしかに、紅梅Sを勝ったナムラクララも谷川牧場ですし、つわぶき賞でナムラクララに勝ったルージュラナキラも坂東牧場ですね。
双馬:そして、面白いのがノーザンファーム生産の産駒とそれ以外の産駒でクセが違うということです。それはレースを見ていても感じていました。