プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回のテーマは「宝塚記念展望」です。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
──今回は宝塚記念の展望です。いつものように今年のポイントから教えてください。
双馬:ポイントは開催2週目の馬場がどう影響するかでしょうね。2021年、2022年が開催2週目でしたが、両方ともある程度追走しないと勝負にならないような馬場でした。2021年はクロノジェネシスが連覇を達成した年でしたが、スローペースからラスト4Fの競馬になって前残り決着でした。
──ユニコーンライオンが2着に逃げ粘ったレースですね。
双馬:2022年は一転して超ハイペースになったんですが、それでもタイトルホルダーが2番手からレコードタイムで押し切りました。
──ペースに関係なく追走力が問われるということですね。
双馬:最低でもテン35秒台で追走しないと話になりません。しかも、今年の場合は中間に雨が降りそうですし、キレ味が通用するような馬場になる可能性は極めて低いでしょう。内先行しか来ないことも十分にありえます。そうなると走れなくなる有力馬も多いので、荒れる要素があります。
──なるほど。それではいつものように人気馬の解説からお願いします。まずは大阪杯を連覇したベラジオオペラです。