プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回のテーマは「秋華賞展望」です。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
──今回は秋華賞展望の前に、◎→△→▲で的中されたサウジアラビアRCについて聞かせてください。
双馬:今年のメンバーは新馬戦で高評価した馬がほとんどいない、かなり低調なメンバーでした。アゴルディーノは唯一、例年よりレベルの高かったコスモス賞で強い内容を見せていました。
──たしかに「コスモス賞は例年と違ってレベルが高い」、「デアグランツとアゴルディーノは素直に評価すべき」とおっしゃっていましたね。
双馬:今回は展開にも恵まれていないので、単純に能力が違ったのだと思います。
──双馬さんの能力比較がハマった典型例だったわけですね。次回の2歳戦診断は11/4(水)更新回になる予定ですので、そのときにまた聞かせてください。
では、秋華賞の展望に移りましょう。今年のポイントからお願いします。
双馬:ジュウリョクピエロが回避したことで、例年一番成績の良いオークスからの直行組がいなくなりました。そういう意味ではいつもと違う秋華賞になります。
そもそも、僕は今年の桜花賞・オークスのレベルを疑問視していますから、別路線組との能力比較がポイントになると思います。
──まずは人気馬の解説ですが、別路線組から主役候補に躍り出たモンローウォークからお願いします。
双馬:過去の秋華賞を見ると、ローズS組の成績が芳しくないんですけど、オークスからの直行組がいない今年は話が変わりますね。ローズSで見せたパフォーマンスは非常に優秀ですし、2着がエンネ、3着がイクシードなので、レベルも高いですよね。
後述しますが、ローズSのエンネは完璧なレースをしています。それを3馬身突き放すんですから、春の実績馬とはレベルが違う、規格外の馬の可能性があります。
時計的にも1800mで1分44秒5ですから、あと200mを12秒0で走ったとしても1分56秒5で走れる計算になりますからね(※秋華賞のレースレコードはミッキークイーンの1分56秒9)。そこまでじゃないとしても、距離不安を気にするような馬ではありません。
もし不安があるとしたら、脚質だと思います。3番手以内でしか競馬したことがないので、ペースが速かったときに中団に控えることができるのかどうかが分かりません。前走もペースが遅くないのに前につけましたから。
──激流に飲み込まれる可能性はあるということですね?
双馬:そうですね。母方は短距離向き血統なので、気性が前向きなタイプかもしれません。そうなると延長ローテにも不安が出てきます。まぁ、超ハイペースになりそうなメンバー構成でもないので、そうなる可能性は低いとは思いますが。
──桜花賞・オークスを使った組ではドリームコアが人気になりそうです。
