先週から函館開催がスタートし、各地で2歳新馬が土日で計6鞍行われました。先々週同様、勝ち馬に関してはおおむね人気サイドでしたが、主場とローカル場ではくっきり傾向が分かれたようにも思いました。
東京、阪神の主場はノーザンファーム生産馬を中心とする“社台グループ”の強さが目立つ一方で、函館では土日ともに日高の馬が勝利。とりわけ日曜函館芝1200mを逃げ切ったロータスワンドは半姉ブランボヌール、半兄ビアンフェが当地で重賞勝ちしている函館巧者。血統的な適性の高さと同時に、オーナーサイドの戦略にもうならされました。今後も開催主場とローカル場の“違い”には注意をしながら取材や予想をしていきたいと思います。
ちなみに先週の東京新馬は、日曜は当欄で紹介したダノンエアズロックが2番手から抜け出して快勝。土曜はエリカエスティームが人気にこたえられなかったものの、ライバルとして取り上げたゴンバデカーブースが逃げ切りました。この調子で今週も予想的中に近づければと思います。
そんなわけで今週は東京で土日計3鞍の新馬戦が予定されていますが、土曜の芝1400m、日曜の芝1600mは、ここ2週に比べるとややメンバーが小粒な印象も…。そこでピックアップしたいのは土曜の東京ダ1400m戦。JRAでダートの新馬戦が行われるのは今週からとなります。
毛色も含めて楽しみなのが宮田厩舎のアマンテビアンコ(牡、父ヘニーヒューズ)です。
▲宮田厩舎のアマンテビアンコ(父ヘニーヒューズ)
2023/06/13 (火)
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藤井真俊
東京スポーツ新聞社・レース部記者。昭和55年4月8日生まれ、埼玉県出身。美浦トレセンで毎週取材を続け、蛯名正義調教師や三浦皇成騎手のコラムを担当するほか、週末には予想コラム「ザ・飲ンフィクション」を連載中。「BSイレブン競馬中継」「ラジオ日本 土曜競馬実況中継」解説者。そのほか雑誌「Number」やキャロットクラブ会報、netkeibaなど各種媒体で執筆中。