混戦ムードの2歳中距離チャンピオン決定戦・ホープフルS/東スポ・藤井記者の“若駒”生情報！

28日で2023年のJRAもいよいよ終了。例年、関係者の間では有馬記念後の開催については賛否が分かれますが、おそらく競馬ファンの皆さんにとっては“有馬後のもうひと勝負”という意味合いもあって受け入れられていることでしょう。

そんななかで中山のメインレースとして行われるのが2歳の中距離チャンピオンを決めるホープフルSです。1年の総決算的な意味合いがある有馬記念とは異なり、こちらは“希望に満ちた”というレース名の通り、翌年のクラシックへの登竜門的な意味合いを持ちます。

G1に昇格したのは2017年と歴史は浅いですが、すでにサートゥルナーリア、コントレイルという2頭のクラシックホースを輩出。今年も目が離せません。

先週の当欄でひと足先にご紹介した牝馬レガレイラ、若さ丸出しのレースぶりでG3京都2歳Sを勝ったシンエンペラーなどと並び、人気の一角を占めそうなのがゴンバデカーブース(牡、堀)です。

前走のG3サウジアラビアRCでは、折り合い面の難しさを出したボンドガール(2着)、シュトラウス(3着)とは対照的に、いち早く折り合いをつけて最後方で待機。直線では馬場の真ん中から力強く抜け出しました。


▲順調にホープフルSに臨むゴンバデカーブース